9月12日から全国上映が始まった、松本人志の映画作品第2弾『しんぼる』。

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興行収入10億円を突破した前回の作品『大日本人』と同様、企画や主演、監督までを1人でこなした意欲作である。観賞を終えたブロガーからは、


    ・爆笑でした。松本人志の突出したセンスを改めて実感できる作品。
    ・笑いすぎて涙出ました。純粋に面白かったです。


など、好評価のレビューがアップされた。
奇妙な白い部屋に閉じ込められた松本扮する主人公の脱出劇と、メキシコ在住のプロレスラーであるエスカルゴマンのドラマが同時進行で展開していくこの映画。その個性的なストーリーは、


    ・『2001年宇宙の旅』を観終わった時の感覚と、同じ気持ちになりました。
    ・ラストはTV版エヴァンゲリオン最終話を彷彿とさせる。
    ・既存の映画にとらわれていない作品。見る人によりそれぞれ解釈が違う内容だと思います。


といった声からも分かるように、難解な内容となっているようだ。そのためか、


    ・海外の映画賞を意識しているのでしょうか? 笑い一本にしぼってほしかった。
    ・何を伝えたいのか分かりませんでした。スッキリしないラストです。


などの少々辛口な意見も目立つ。また、松本が突然映画作りに乗り出した1作目よりも、話題性の面では少々劣っているようで、


    ・DVDでゆっくり観賞したい作品なので、映画館には行きません。
    ・ユニークで退屈しない映画でしたが、お客さんは少なめな印象でしたね。


と、観客の獲得に難航している様子も伝わった。今後はトロント国際映画祭や釜山国際映画祭、ハワイ国際映画祭などへ出品も決まっており、そこで松本ワールドがどのような評価を受けるのかが、大きな分岐点になりそうだ。
そんな、お笑い界から映画界へ進出した松本の新作『しんぼる』ように、常に著名人の監督作品はブログ上でも話題に。最近のものをピックアップすると、


    ・竹中直人が好きなので『山形スクリーム』を観て来たよ。
    ・『色即ぜねれいしょん』は田口トモロヲの作品だけありパンクでしたね。
    ・小栗旬が映画監督になるらしいよ。すごく楽しみ!
    ・岸谷五朗の処女作『キラー・ヴァージンロード』はなかなか笑えました。
    ・北野武監督の新作はヤクザ映画らしい。全員悪役とのことで期待大!


などなど、しっかりとファンの心をキャッチしている。
世界の巨匠と讃えられる北野武が、初監督作『その男、凶暴につき』を発表し今年で丁度20年。その成功からの流れが現在まで受け継がれ、監督業界に進出する芸能人は増加傾向にあるようだ。今後も新たな才能が発掘されていき、邦画全体の活性化に繋がれば嬉しいかぎりである。


(佐藤潮/effect)



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