ミラノ・ダービーを4−0で制したインテルのジョゼ・モウリーニョ監督は、今シーズンのチームに手応えを感じているようだ。

「われわれがボールを支配し、そしてミランがカウンターを狙うのは、昨シーズンのダービーと似たような試合だった。この試合では、両チームとも守備ブロックの位置を低く設定し、相手にイニシアチブを渡す戦術をとっていた。ミランは中盤の選手とパトのカウンターを狙っていたようだが、しかしわれわれも危険なスペースを空けなかった。1−0になった後、われわれは落ち着きを取り戻したが、この試合を10回やったとしても、このような大差がつくのは今回の1回だけだろう」

モウリーニョ監督は、レアル・マドリーから獲得したばかりのMFヴェスレイ・スナイデルをいきなりスタメンで起用した。

「ヴェスレイはチームと同じように、本当にいいプレーを見せてくれた。彼は前線と中盤のふたつのラインをよく結んでくれたよ。彼の先発起用は24時間前に決めたんだ。彼にはピルロを止めるようにと指示した」

「以前から言っているように、インテルは大きなポテンシャルを秘めている。イブラを手放してしまったが、その代わりに望んでいた5選手(DFルッシオ、MFチアゴ・モッタ、FWディエゴ・ミリート、FWサミュエル・エトー、スナイデル)を獲得して、よりバランスの取れたチームになった。たしかに選手が入れ替わったことで、あらためて練習を重ねて連携を成熟させる必要があるが、ミランに勝って勝点を4に伸ばしたことで、これから落ち着いて練習を行なえるはずだ」

ミラン 0−4 インテル

得点者:モッタ(29分)、ミリート(36分/PK)、マイコン(45分)、スタンコビッチ(67分)

ミラン(4−3−1−2):ストラーリ;ザンブロッタ、ネスタ、チアゴ・シルバ、ヤンクロフスキ;ガットゥーゾ、ピルロ、フラミニ(46分セードルフ);ロナウジーニョ(64分フンテラール);パト、ボリエッロ(46分アンブロジーニ)

(控え:ローマ、アバテ、オニェウ、インザーギ) 監督:レオナルド
退場:ガットゥーゾ(40分) 警告:フラミニ

インテル(4−3−1−2):J・セーザル;マイコン、ルッシオ、サムエル、キブ;サネッティ、スタンコビッチ、チアゴ・モッタ(60分ムンタリ);スナイデル(74分ヴィエラ);ミリート(79分バロテッリ)、エトー

(控え:トルド、コルドバ、サントン、スアソ) 監督:モウリーニョ
警告:サムエル、キブ