6月12日、ニューヨーク・タイムズが「ハッピー・バースデイ・ヒデキ」と題した記事を試合中に速報した。

 この日35歳の誕生日を迎えたヤンキースの松井秀喜が、メッツとのサブウェイ・シリーズ第一戦の6回に、右腕ジョン・スウィッツァーから勝ち越しの3ランホームランを放った。

 昨年の誕生日には、オークランド・アスレチックスのジョー・ブラントンから満塁ホームランを放っていて、誕生日にグランドスラムを放った19人目の選手となった。

 サンケイスポーツの記者によると、日本人記者仲間と誕生日のケーキを用意しているそうだが、ヤンキースには劇的勝利を収めた試合では、選手の顔にホイップクリームのパイを押しつけて活躍を祝福する習慣があるため、このまま試合に勝てば、ケーキは松井の口には収まらず、顔に押しつけられる可能性がある。

(その後、8回に登板したマリアノ・リベラが打たれて再度負け越し、8対7で迎えた9回に2アウト一、二塁でアレックス・ロドリゲスの内野フライをメッツのセカンドが落球し、ヤンキースがサヨナラ勝ちした。)