昨年8月の三浦広光戦以来の試合となったコンディットだが、UFC初戦は実力者カンプマンの前に惜敗を喫した

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The Ultimate Fighterシーズン9の中継もスタートする4月1日(水・現地時間)、テネシー州ナッシュビルのソメット・センターでは、UFC Fight Night18『Condit vs Kampmann』が開催された。

軽量級に特化するため、“ズッファ・セカンドブランド”WECのウェルター級以上をUFCへと移管したことで、元WEC勢が大挙して参戦する同大会。そのメインイベントには、元WEC世界ウェルター級王者カーロス・コンディットが登場、UFCミドル級&ウェルター級戦線で5勝1敗の戦績を誇る“実力者”マーティン・カンプマンと激突した。

試合は3Rを戦い、白熱の好勝負に。最後まで勝負を諦めない両者のベストバウトは、序盤から隙あらば得意のギロチンを仕掛けていったカンプマンが、終盤ガードになる場面が目だったコンディットから2-1のスプリットで僅差の判定勝ち。セミファイナルでは、TUFシーズン8ライトヘビー級の覇者ライアン・ベイダーが、こちらも元WEC組=カーメロ・マレロを相手に、決め手こそ欠いたが再三テイクダウンを成功させ、TUF8優勝後初のUFC登場を判定勝利で飾った。

また、ライト級注目の一番となった、タイソン・グリフィン×ハファエル・ドスアンジョス戦は、激しい打撃戦の中でも、ドスアンジョスがアームロックやプロレス技=STFのようなレッグロッグ+チョークで勝機を作ったが、打撃、テイクダウンと3Rに渡って見事な組み立てを見せたタイ・グリが判定勝利を手にした。

さらに、TUFシーズン8ライト級ベスト4ながらも同シーズンのヒーローとなったジュリー・ブローウィングは、米SpikeTV中継のオープニングマッチに出場したが、コール・ミラーの前にギロチンチョークで完敗。勝ったミラーは、先日、交通事故で亡くなったTAPOUT共同オーナーのチャールズ・ルイスJrに追悼の言葉を贈った。

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UFC Fight Night18 全試合結果


第11試合ウェルター級/5分3R
×カーロス・コンディット
(米国)
3R終了
判定
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マーティン・カンプマン○
(デンマーク)
第10試合ライトヘビー級/5分3R
○ライアン・ベイダー
(米国)
3R終了
判定
詳細はコチラ
カーメロ・マレロ×
(米国)
第9試合ライト級/5分3R
○タイソン・グリフィン
(米国)
3R終了
判定
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ハファエル・ドスアンジョス×
(ブラジル)
第8試合ライト級/5分3R
×ジュリー・ブローウィング
(米国)
1R1分58秒
ギロチンチョーク
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コール・ミラー○
(米国)
第7試合158ポンドキャッチウェイト/5分3R
○グレイソン・チバウ
(ブラジル)
3R終了
判定
ジェレミー・スティーブンス×
(米国)
第6試合ミドル級/5分3R
○ヒカルド・アルメイダ
(米国)
3R終了
判定
マット・ホーウィッチ×
(米国)
第5試合ウェルター級/5分3R
○ブロック・ラーソン
(米国)
1R2分1秒
リアネイキドチョーク
ジェシー・サンダース×
(米国)
第4試合ミドル級/5分3R
○ティム・クレドゥアー
(米国)
2R3分45秒
ギロチンチョーク
ニック・カトーネ×
(米国)
第3試合ミドル級/5分3R
○ホルヘ・リベラ
(米国)
3R終了
判定
ニッセン・オスターネック×
(英国)
第2試合ミドル級/5分3R
×ジョー・ヴェデポ
(米国)
1R1分54秒
ギロチンチョーク
ロブ・キモンス○
(米国)
第1試合ミドル級/5分3R
×ティム・マッケンジー
(米国)
1R1分40秒
TKO
アーロン・シンプソン○
(米国)