第2回WBC1次ラウンド初戦は、中国を4−0で下した侍ジャパン。6日には、韓国が台湾を9−0で下したため、7日に行われる1次ラウンド2回戦は、2次ラウンド進出をかけた宿命の対決=日本×韓国戦となった。

そんなWBC開幕前夜となる4日、テレビ朝日系列『報道ステーション』では、侍ジャパンが誇る2大エース、ダルビッシュ有と、7日の韓国戦で先発予定の松坂大輔による独占インタビューが放送された。

日本代表では初の顔合せとなる二人。「初めてなんですけど、違和感は全くなかったですね」と述べる松坂に、ダルビッシュは「色んな人から松坂さんの人柄っていうのを聞いていたので、その通り、優しい人だと思います」と話し、互いに打ち解けている様子をみせた。

また、同インタビューでは、ダルビッシュの意外な事実が公開。松坂が「宮崎の時、初めて知ったんです」と切り出すや、ダルビッシュが「(身体の大きさに比べて手が)小さいし、腕も短いんですよ。結構皆、全然気付いてないんです。すごい腕長いねって言われるんですけど、全然短いんですよ」と明かした。ダルビッシュは、196cmの身長ながらも、その短い腕の振りがコンパクトにまとまることで、精度の高いコントロールを生んでいるというのだ。

そして、話題は松坂について――。強化試合となったオーストラリア戦では、得意のスライダーが決まらず、本調子とはよべない仕上がりを見せたが、同番組では、滑るといわれるWBCのボールが球種によっては大きな変化を生むことに触れ、松坂の“シュート”を大プッシュ。左バッターのインコースに絶大な威力を発揮するとの説明がなされるや、松坂も、「あのボールの使い方は、向こう(MLB)のバッターもずるいって言いますね。審判もあっちから入ると意外と(ストライクを)取ってくれるので」と付け加えた。