レキップ紙によると、ACミランの右サイドバック、マッシモ・オッドがバイエルン・ミュンヘンに期限付きで移籍(完全移籍のオプションあり)することが決まった。

 これまでの報道では、リヨン入りがほぼ決まりかけていた。開幕戦の負傷で長期離脱したクレールに代わる右サイドバックを探していたリヨンは、ザンブロッタの加入で出番の減るオッドの獲得に動き、ACミランと基本合意にまでこぎつけていた。

 レキップ紙が伝えたオラス会長の談話によると、リヨンは27日にオッドと契約書にサインを交わす予定で、ミラノまで迎えの専用機を差し向けたが、オッドがリヨン入りを拒み、帰ってきたのは“カラ”の飛行機だったという。一方その間オッドとの直接交渉を先に進めていたバイエルンが、リヨンを出し抜くことに成功した。

 今回の獲得失敗にがっかりしたというオラス会長は、「もう誰も獲らないし、誰も出さない」と今年の移籍オペレーションを打ち切ることを決定した。試合に出られず移籍を希望していたCBのブームソンについては、デビューしたル・アーブル時代にプレーしたことがある右SBとして起用する可能性がある。