ロシア鉄道杯のチェルシー戦で0−5の大敗を喫し、DFの不安が露となったACミラン。アドリアーノ・ガリアーニ副会長は補強の可能性を否定しているが、水面下でチェルシーのセルビア代表DFブラニスラフ・イバノビッチ(24)の獲得を進めていることが判明した。

 ACミランは、昨夏も当時ロコモティフ・モスクアでプレーしていたイバノビッチに関心を示していたが、EU圏外の選手枠が一杯となっていたために同選手の獲得を断念していた。しかし、シーズン終了後にブラジル人のオリベイラとセルジーニョが揃って退団したためにイバノビッチの獲得が可能となった。

 また、一昨年夏にACミランからチェルシーに移籍したチェルシーのウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ(31)は「イバノビッチはスピードがあり、身体能力の高い選手だ。また、意思の強い選手でもある。しかし、今以上に成長するためには試合に出場しなければならない。誰かと比較することは得意ではないので、ブラニスラフが誰に似たタイプの選手か具体的な名前を挙げることはできないが、ポテンシャルの強い選手であることは間違いない」と絶賛した。