ポルトガルを3−2で下し、準決勝進出を決めた試合で、1ゴール2アシストと、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍をしたドイツ代表MFバスティアン・シュヴァンシュタイガーが、ヨアヒム・レーヴ監督のためにプレーしたと明かした。
「今日は監督のためにプレーした。これで僕らはベスト4に進出したし、大会最高のチームを敗退に追いやった」
「クロアチア戦では(退場処分を受ける)ミスをおかしたから、チームのために最高の形で借りを返したかった。だけど、僕だけのことじゃない。チーム全体の努力が実ったんだ。今日はドイツ人の良さがとてもよく出た試合だった」と振り返った。
 また、試合前にアンゲラ・メルケル首相と言葉をかわしたというシュヴァインシュタイガーは、「二度とバカなことをせずに、全力を尽くしてプレーするように言われた。首相からそう言われたら、従うしかないでしょ」と話した。

 また、ベンチ入り禁止処分のレーヴ監督の代わりに指揮を執ったハンジ・フリック・コーチは試合後、「ヨアヒムとは接触していないが、事前にすべてを計画しておいたし、それがうまく行ったんだ。シュヴァインシュタイガーは1試合を休んだから、この試合には準備ができていた。我々は彼に、チームを失望させることはできないぞと言い含めた。彼はいいプレーをすると約束してくれて、その通りのことをしたんだ」と話した。


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