KONDO RACING<br>撮影:野原誠治

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 “日本一速い男決定戦”全日本選手権フォーミュラ・ニッポンが今年も開幕。11チーム、20人のドライバーによりシリーズ全8戦で行なわれる第1戦の決勝レースが6日に行なわれ、晴天に恵まれた静岡・富士スピードウェイ(4,563メートル×65周)に19,500人の観客が全国各地から詰め掛けた。

 今年度から、各マシンにはパドルシフトが導入され、予選方式はF1と同じくノックダウン方式を採用。前日に行なわれた予選の結果により、ポールポジションを獲得したのは、昨年初のシリーズチャンピオンの座についた松田次生(LAWSON IMPUL)。2番手に今年F3から昇格してきた伊沢拓也(ARTA)がつけ、3番手にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)が続いた。

 14時半、フォーメーション・ラップから決勝レースがスタート。松田はスタート直後、伊沢に先行されたものの、すぐに抜き返し、周回を重ねるごとに2位以降との差を広げていく。後続が次々と脱落していく中、松田は終始危なげのない走りを見せ16時5分、結局そのままポール・トゥ・ウィンを飾った。昨年チャンピオンになりながらも一度も手にすることの出来なかった一勝を、シリーズ開幕戦にして手に入れた。

 2位は立川 祐路(CERUMO/INGING)、3位には伊沢と同じく今年F3から昇格してきたロベルト・ストレイト(STONEMARKET)が入賞している。次戦第2戦の決勝は5月11日に三重・鈴鹿サーキットにて。松田の地元コースであるだけに、連勝に期待が高まる。

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