【センバツ】沖縄尚学、天理を下して9年ぶりベスト4進出! センバツ12日目
第80回選抜高校野球大会は2日、阪神甲子園球場で、準々決勝の東洋大姫路(兵庫)-智弁和歌山(和歌山)、天理(奈良)-沖縄尚学(沖縄)の全2試合が行われた。

第1試合は、2回戦、3回戦の18回を投げて被安打6、1失点と安定したピッチングを見せるエース・佐藤を擁する東洋大姫路と、2回戦で1イニングに7得点、3回戦では延長戦で逆転勝利と、攻撃力と粘り強さが光る智弁和歌山の一戦。
試合は、3回裏、東洋大姫路・藤井がセンター前への安打を放つと、守備の乱れからスコアリングポジションに進塁。投打ともに好調の佐藤に打順が回ると、チャンスを逃さずレフト前タイムリーで東洋大姫路が先制。
同点に追い付きたい智弁和歌山だが、ランナーを出すものの、東洋大姫路投手・佐藤の前にあと一歩及ばず。
8回裏には東洋大姫路が連続安打で出塁すると、的埜がしっかりとスクイズを決め終盤に貴重な追加点を決める。
2点差となった智弁和歌山は最終回の攻撃に逆転の望みを繋ぐが、東洋大姫路の堅守を崩す事が出来ず、準々決勝で姿を消した。東洋大姫路は5年ぶり4回目のベスト4進出。

第2試合は、ここまで15得点を上げている強力打線を誇る天理(奈良)と、2試合を完投して1失点のエース・東浜を擁する沖縄尚学の一戦。
沖縄尚学、東浜に変わって先発した上原。不安定な立ち上がりで1回は何とか抑えるも、2回には天理・鈴木にタイムリーヒットを打たれ先制されてしまう。しかし、3回表、沖縄尚学の攻撃で2アウトから伊古がスリーベースで同点のチャンスを作ると、続く伊志嶺、西銘と安打が続き逆転に成功。
味方の援護で調子を取り戻したかに見えた沖縄尚学投手・上原だったが、4回裏、先頭打者の古田に同点のホームランを浴びてしまう。追い付かれた沖縄尚学は、5回表にランナー2、3塁の状態から伊志嶺がスクイズを決め勝ち越しに成功。9回には嶺井がタイムリーを放ち、天理投手・井口から4点を上げる。
追い付きたい天理だったが、5回からマウンドに上がった沖縄尚学のエース・東浜の前に、ランナーはだすものの打線が繋がらず。8回に天理・下司の打球が、沖縄尚学投手・東浜の足を直撃してしまい、試合が一時中断してしまうハプニングがあったが、東浜が気合いで投げ抜き、沖縄尚学が勝利した。
沖縄尚学は9年ぶりにベスト4進出。明日の第2試合で東洋大姫路と決勝の切符を賭けて戦う。


【第1試合】東洋大姫路(兵庫) 2 - 0 智弁和歌山(和歌山)
【第2試合】天理(奈良) 2 - 4 沖縄尚学(沖縄)