大林監督が描く22才の生きる情熱 「22才の別れ」舞台挨拶
総勢15名にも及ぶ挨拶は、大林宣彦監督が司会を務め、主役の筧利夫がそれに絡むという形で行われた。
原案であり、映画の中で流れるギター演奏を全て弾きおろしたという伊勢正三は、「『22才の別れ』の歌を作ったのは22歳になる前で、かなり背伸びしていた。」
この日の為に、北海道の撮影現場から駆けつけたという清水美砂は、「テレビで見る筧さんではないく、カッコいい。ハンフリー・ボガードになりきっていた。」
この映画のヒロインであり、女優デビューとなる鈴木聖奈は、「監督や出演者、地元の方が優しくて撮影はすごく楽しかった。」
同じく映画初出演となる中村美玲は、「ここに立つことが出来て嬉しく思う。」
実際にギターを演奏した村田雄浩は、「『22才の別れ』は、学生の頃から聞いていた。左手に集中しすぎて、右手が動いていなかった。」
窪塚俊介は、「美しい大分の映像が、美しい曲にのり、熱い日本の夏に潤いをもたらすオアシスとなればと思う。」
根岸季衣は、「シナリオでは声だけの出演だったが、演技することになって嬉しい。」
根岸徹は「大好きな曲である『22才の別れ』で、大林作品に参加することが出来てとても幸せである。」
最後に大林監督は、「初日のお客さんは、私たちにとって大切な方たちだ。皆さんの口コミで、毎日こういう状態になる。そうすると三部作目を作ることが出来る」と締めくくった。
大林信彦監督がいう「切ないけれども、生きる情熱に出遭う映画」を是非、映画館でご覧いただきたい。
監督: 大林宣彦
原案: 伊勢正三<22才の別れ>より
脚本: 南 柱根・大林宣彦
音楽: 山下康介、學 草太郎、伊勢正三
出演：筧 利夫、鈴木聖奈、中村美玲、三浦友和、長門裕之、清水美砂 ほか
配給：角川映画
公式サイト：http://www.22saino-wakare.com/
8月18日、ロードショー
