今夏キャリアを復活させたい5選手、そしてオススメできる行き先
『Sportskeeda』は23日、「今夏のマーケットでキャリアを復活させられるかもしれない5名の選手」という記事を掲載した。
各国のリーグ戦がほぼ終了し、多くのクラブがすでに来季に向けた補強を進めている。一方、立場が悪化している選手は新天地を探すために重要な数ヶ月となる。
今年、そのキャリアを復活させたい5名の選手とは?そして、そのためにオススメできる移籍先とは…。
アンドレアス・クリステンセン(チェルシー/DF)
復活させられそうなクラブ:アヤックス、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド
冬のマーケットでチェルシーはクリスティアン・プリシッチを獲得した。それはエデン・アザールが違うクラブに去ることを決心した場合に備えてだ。その後チームは補強禁止処分を言い渡され、これ以上の獲得は許可されない可能性が高い。
しかし選手を売ることはできる。今季はほとんど存在感がなかった者の一人であり、プレミアリーグではわずか8試合の出場となっている。
チェルシーで3〜4番手にいるような選手ではないし、定期的にプレーできる時間を与えてくれるクラブも見つかるだろう。いいセンターバックを必要としている場所、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドでもいいのではないか。他の有名なディフェンダーよりも価格が高騰していないのも魅力だ。
アルベルト・モレノ(リヴァプール/DF)
復活させられそうなクラブ:リヨン、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ
クリステンセンよりもさらに長くチームでの居場所を失っている選手だ。ロバートソンが一流のパフォーマンスを見せ続けていることが一つの理由だが、現時点で彼はクロップのプランに入っていない。
セビージャで攻撃的なプレーを見せていた彼は、リヴァプールの前向きな戦術に最適であると思われたが、アレクサンダー=アーノルドのように守備へ対応できる選手ではなかった。クロップもロジャーズもその弱点を考えることが出来なかったのは、両者にとって残念だった。
ただ彼はもちろんまだ偉大な選手であり、あらゆるチームでポジションを得られる実力がある。バルセロナが関心を持っているとも言われるほどだ。
しかし彼にしてもバルセロナでジョルディ・アルバのバックアップに収まるというのを最優先にするわけには行かないだろう。できるならプレーできるチームに加入したいはずで、フェルラン・メンディを失いそうなリヨンのほうが合っているかもしれない。
ダニエル・スターリッジ(リヴァプール/FW)
復活させられそうなクラブ:インテル、ローマ、PSG、セビージャ、バレンシア
リヴァプールにはもうひとり他のクラブに行くべき選手がいる。契約が満了になるスターリッジだ。かつてはイングランド代表のスターターであったが、今や招集の候補にも上がらない。
今季も昨季もリヴァプールにとっては使いにくい選手になってしまった。怪我は多いし、そのためにプレー感覚を失っている。しかしチェルシー戦のゴールを見ればスキルの欠如は感じられず、フィニッシャーとしてはまだ一流だ。
グリーズマンが退団するアトレティコ・マドリー、そしてバルセロナ、レアル・マドリーあたりはちょっと難しいし、チェルシーは補強禁止処分を受けている。
そのため現時点ではエディン・ジェコが33歳になっているローマ、カバーニの退団が有力なPSG、イカルディの去就が不透明なインテル、そしてバレンシアやセビージャなどのクラスのクラブが有力になるだろう。
ダニー・ウェルベック(アーセナル/FW)
復活させられそうなクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、ウォルヴァーハンプトン、セビージャ、レスター
マンチェスター・ユナイテッドから加入して以来アーセナルで長くプレーしているはずのウェルベックであるが、他の選手の影に隠れ続ける存在になっている。
ウェルベックの問題はその貧弱な体質であり、今夏契約を更新しないことはほぼ確実だ。とはいえ彼の年齢はまだ若く、多くのチームが「ウェルベックを諦めない」と思っているはずだ。
簡単に言えば、マンチェスター・ユナイテッドに戻ることが彼にとって悪くない選択肢になるだろう。アレクシス・サンチェスよりはずっと安いし、同じように前線の様々な場所をこなせるし、現段階でこの入れ替えが大きな戦力ダウンには…。
他にも、トッテナム・ホットスパーは層の薄さに苦しんでいるし、ジョレンテの退団も可能性が高いため、ウェルベックは役に立つはず。もちろんセビージャやバレンシア、レスター、ウォルヴァーハンプトンなどのクラブに行っても復活の狼煙を上げられるだろう。ディバラが抜けるならユヴェントスという手も…。
アドリアン・ラビオ(PSG/MF)
復活させられそうなクラブ:レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
おそらく今季最も注目されているフリーエージェントだろう。多くの未来が待っている選手…だったはずだが、今季はチームとのトラブルで評判を大きく下げてしまった。半年もプレーから離れたことは、来季にも大きな影響があるはずだ。
優れたボックス・トゥ・ボックス・プレイヤーで、攻守に渡って活躍できる。バルセロナは彼に興味をいだいていたが、賃金の要求が大きかったこともあって断念し、フレンキー・デ・ヨングに去っていった。
とはいえ他にもレアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルらが中盤の強化を必要としている。とくにアーセナルは補強予算が切迫しているため、フリーの彼は狙い目だろう。
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もちろん、プレミア勢よりお金の面で劣るイタリアのインテルやミランも彼に注目しているという。しかし、まず彼に必要なのはその傲慢な態度をやめることではあるが…。