ユベントスFWロナウド【写真:AP】

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CL準々決勝以降の総得点は驚異の「41」 2位メッシの「16」に大差で歴代トップ

 かの有名なチャンピオンズリーグアンセムが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの能力を引き出しているのだろうか。

 英メディア「ギブ・ミー・スポーツ」は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝ラウンドにおけるロナウドの圧倒的な決定力を示すデータを発表した

 今年2月に34歳となったロナウドは現地時間10日に行われたCL準々決勝第1戦のアヤックス戦で負傷から復帰すると、敵地での難しい試合でチーム唯一のゴールを挙げた。前半45分、ポルトガル代表の同僚でもあるDFジョアン・カンセロのクロスにゴール前で合わせ、ダイビングヘッドでゴール。後半にアヤックスに同点ゴールを許して1-1のドローに終わったが、ロナウドのCL通算125得点目となるゴールは、大きな価値のあるアウェーゴールだ。

 ロナウドは、CLの試合があるたびにゴールを決めているような印象さえ抱かせる。スペインのデータマンであるミスターチップ氏は、CL準々決勝以降でロナウドが記録したゴール数を集計。その結果、驚異的な数字が出ている。

 なんと、ロナウドはCLの準々決勝以降の試合で41ものゴールを挙げているのだ。比較対象がいないと分かりにくいかもしれないが、第2位に入ったバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは「16」だったのだ。つまり、ことCL準々決勝以降の戦いに限れば、ロナウドはメッシの2.5倍以上のゴールを挙げていることになる。

 今季、ロナウドを獲得したユベントスにとっても、これは極めて頼もしい数字だろう。試合後、ロナウドは自身のツイッターアカウントで、「このアメージングな大会に戻ってきて、新たなゴールを決められて嬉しい。チームよ、よくやった!」とコメントしている。“イタリアの貴婦人”が1995-96シーズン以来となる悲願の欧州制覇を成し遂げるのか、そしてロナウドがこの記録をどこまで伸ばすのかにも注目だ。

ミスターチップ氏が集計、CL準々決勝以降の最多得点者トップ9

 CL準々決勝以降の通算得点ランキングは以下のとおり。

1位 クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)…41得点
2位 リオネル・メッシ(バルセロナ)…16得点
3位 フィリッポ・インザーギ(元ミランなど)、ラウール・ゴンサレス(元レアルなど)、アンドリー・シェフチェンコ(元ミランなど)…13得点
6位 ディディエ・ドログバ(元チェルシーなど)、フランク・ランパード(元チェルシーなど)…11得点
8位 ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)、ウェイン・ルーニー(D.C.ユナイテッド)(Football ZONE web編集部)