ママの「自愛時間」どう作ってる?子育てしながらできる方法を3人の先輩ママに聞いた

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みなさんは子育て中、どうやって自分のための時間を取っていますか?

子どもが幼稚園に行っている間何してる? 夫には言いたくない正直なところ

そんなママの自愛時間を取りたいと思ったときの工夫のアイデアをご紹介。専業主婦の3児のママ、働くママ、働く3児のママの3名に聞いてみました!

専業主婦の3児のママがやっている自愛時間の作り方

現在、7歳、5歳、2歳の三姉妹のお子さんを育てながら、事務系のアルバイト勤務をしている専業主婦の國友里紗さんは、隙間を見つけて自分の時間を持っているそうです。

國友里紗さん(以下、國友)「子どもたちがいない間はピラティス、少し早起きしてスキンケア、コーヒーや読書、日記タイム、子どもを寝かしつけてからはネイルケアをしています。また時々、パパに留守番お願いしてショッピングや大好きな激辛を食べに行くこともあります。

小児科などの待ち時間には雑誌で流行チェックしたり、家事育児のヒントを得たりします。あとは子どものお誕生日、ハロウィンやクリスマスやお正月などのイベントを楽しむことも意識しています。その他、何かをしながら他のことをすることも大好きです」

実際、どんな風に行っているのか、いくつか詳しく聞いてみました!

平日は子どもがいない時間にピラティス

國友「子どもたちが幼稚園や学校でいない間、ピラティスに隔週で通っています。3人の子育てしているので筋力は大事だと思ったのが始めたきっかけ。以前よりも体力がついたと感じています」

子どもが寝た後にネイルケア

國友「寝不足になるけれど、ネイルを綺麗にすることのほうが大事なのでケアしています。ジェルネイルをして手元が綺麗だとモチベーションが上がります」

大好きな辛いもの食べに行く

國友「完全にストレス発散です。辛いものを食べることが楽しいので、時々行かせてもらっています」

イベントを楽しむ

國友「お誕生日のときは子どもたちの好みの飾り、カラーで統一感を出したり、ハロウィンやクリスマスのイベント時には、海苔をカットしてご飯に簡単なデコレーションをしたり、ピックを刺していつもと違う食卓にしたりして、雰囲気を変えて楽しんでいます」

何かをしながら他のことを行う

國友「例えば、寝るときに仕事で疲れた眼をホットアイマスクで癒し、そのまま眠る。お風呂あがりにパックしながら子どもとおばけごっこ。週のラストの仕事後は夕飯を作りながらお酒を飲むなどしています」

たくさんの自愛時間をうまく取っている國友さん。自分の時間を確保するコツを教えていただきました。

國友「自分のために使える時間は、なかなかないので、何かをしながらできることを探したり、少し早起きしたりするなどするのがコツかもしれません。

早起きができたときは、好きなコーヒーを飲みながら、雑誌を読んだり、日記ややることリストを書いたりしています。自分と向き合う時間があると、頭の中が整理できるのでスッキリします」

働くママがやっている自愛時間の作り方

続いては、IT関連のコンサルタント職を行う傍ら、起業してビジネスリュックを製造・販売も手掛ける、働くママの横山加代子さん。とっても忙しそうですが、自愛時間は持っているのでしょうか?

横山加代子さん(以下、横山)「はい、持っています。子どもが生後3か月を過ぎたころから定期的に子どもと離れて自分の時間を作るようにしていました。主に、夫や保育園の協力を得て確保しています。

日常の余裕時間は夫の協力で作ります。朝、保育園に子どもを送るのは夫の担当のため、見送ってから出勤までの30分〜1時間を自分の時間にあてています。

その他、月に1回は土曜日に外出、平日の有給休暇利用で半日〜1日自分のために使うなどもしています。家族の時間がなくならないよう、夫とうまくスケジュール調整しています」

実際、どんなことをどんな風に行っているのか、いくつか聞いてみました!

細切れ時間に読書

横山「細切れ時間に本を読んでいます。仕事や起業関連の本が多いです。書店に買いに行く時間があまり取れないので最近は電子書籍で読んでいます」

自分のメンテナンス

横山「自分のメンテナンス時間として、美容院に行ったり買い物に行ったりします」

友人との食事でリフレッシュ

横山「リフレッシュのために、友人と食事に行きます。育児話、家庭の話、趣味の話、仕事の話など友人によって話題がさまざまで、定期的に会話をすることで刺激をもらいます」

自己実現としての複業

横山「複業として、ビジネスリュック販売の仕事をしていますが、これは私にとって自己実現のための時間。具体的にはブログを書いたり、新商品のデザインをしたり、打ち合わせしたりと、ほとんど自宅でできる作業ばかりです。自宅の空きスペースに在庫棚とPCを置いて仕事場にしています」

読書や自己実現など、レベルの高い自愛時間をうまく取っている横山さん。自分の時間を確保するコツを教えていただきました。

横山「時間の長短より、家事育児から離れる時間をとることがポイントだと思うので、すきま時間にすぐできることをいくつか用意しておくのがおすすめです。私の場合はスマホに電子書籍アプリを入れ、読みたい本を常時2〜3冊ダウンロードしてあります。

また、ブログ記事を書くことで頭の中が整理させることもあるので、ブログアプリもスマホに入れています。

また『母親が一人の時間を持つことが当然だ』という価値観を、夫婦で共有することも大切だと思います。生まれた直後は自分も育児に没頭してしまうと思いますが、こうした価値観が根付いていれば、罪悪感を持つことなく家族や託児サービスに甘えられ、気持ちにもゆとりが生まれるのではないかと思います」

働く3児のママがやっている自愛時間の作り方

最後は、中学2年生、小学5年生、年長の3姉妹を育てるプロダクトマネージャーの生田かおりさん。3年間の専業主婦時代を経て、次女が1歳になったときから保育園に預け働き始め、フルタイムで働いているそうです。そんな忙しいママとして、自愛時間は確保できているのでしょうか?

生田かおりさん(以下、生田)「現在は娘たちが年齢的にかなり手がかからなくなってきたことと、働く環境が柔軟になったことで、テレワーク勤務の日を増やす、お客様先への直行直帰にするなど予定を調整しやすい状況になったので、比較的、自愛時間は取りやすくなりました。

最近の自愛時間は、カフェで仕事をしたり、ひとりで仕事をしながらランチをしたりする時間です。たまに贅沢なランチを取ることも増えました。

基本的に仕事が大好きなので、これまでも働く時間が一番の自愛時間となっていました。子どもがまだ小さく大変だった時期も、寝かしつけた後にビールを飲みながら、たまった仕事をこなしていく時間も自愛時間のひとつでした。」

実際、どんなことをどんな風に行っているのか、いくつか聞いてみました!

読書

生田「小説系も読みますが、ビジネス書などで勉強を兼ねることもあります。子どもたちが寝た後に、これまたビールを飲みながら本を読むことが自愛時間です」

たっぷり寝る

生田「もともと寝ることが一番のリラックス法だったので、早く寝ると決めた日はお気に入りのパジャマを着て、早い時間からベッドに入りたっぷり寝ることも自愛につながっていたと思います」

エクササイズ系

生田「昔はピラティス、最近では音楽をかけながらトランポリン、あとはZUMBAをやり始めました。ZUMBAはとても楽しいです! YouTubeをテレビで付けて、お気に入りの動画に合わせて見よう見まねで踊るのですが、テンションが上がります」

編み物・オークション・海外ドラマを観るなど

生田「長女がまだ小さく、仕事をしていなかった時期は、外出もままならず、いろいろなことを家でやっていました。アクリル糸で作る食器洗い用のスポンジ作りの編み物、ネットオークションへ出品、海外ドラマを観るなどにハマったことがあります」

実にバラエティ豊かな自愛時間を過ごしており、どれも楽しそうな生田さん。自分の時間を確保するコツを教えていただきました。

生田「最近ではテレワークの日を増やし、通勤時間を削減して自分のための時間を増やすことができるようになりました。このように柔軟な働き方ができるところを選ぶこともポイントかもしれません。

また子どもたちが寝た後の時間を毎日取ると、自身も眠くなって体力がつらくなるので、早く寝る日と夜の時間を確保する日を決めてバランスを保ちつつ、自愛時間をうまく確保しています」

いかがでしたでしょうか。3名のママたちは、すきま時間をうまく活用して自愛時間をしっかりと確保しているようです。そこかしこにあったヒントをもとに、ぜひ充実した自愛時間を確保してみてくださいね。

【取材協力】
國友 里紗さん
都内在住。7、5、2歳の三姉妹を育てている。今はそれぞれ小学校、幼稚園、保育園へ通っているため、イベントの管理や習い事のやりくりに追われる日々。パパの協力に助かっている。

横山 加代子さん
コンサルタント職としてIT企業で企業へのシステム導入を担当。2014年第1子出産後、仕事と育児の隙間時間で起業を決意。製造したビジネスリュック「biz+u - 働く女性のためのリュック」はクラウドファンディングで人気を集め累計100個を超える販売実績を上げている。

生田 かおりさん
プロダクトマネージャー。自社プロダクト企画開発ならびにクライアントのプロダクト開発コンサルティングに携わる。最近では、子供達のプログラミング必修化に備えてママのプログラミング思考を学ぶ場「ライランドプログラミングコミュニティ」の提供を開始。