23日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、スポーツキャスターの寺川綾氏が、福岡ソフトバンクホークスの内川聖一らの自主トレに参加。取材の中で、広島東洋カープ鈴木誠也から、読売巨人軍にFA移籍した丸佳浩への思いを引き出した。

自らを慕う各球団の後輩たちと自主トレする内川は「僕は8年目で初めてレギュラーをとったので、そこで人生が変わったと思っている」とコメント。「彼らの人生が変わるくらい頑張ってあげたい」と、後輩たちの成長に役立ちたいと話した。

そんな内川との自主トレをきっかけに飛躍した選手のひとりが、3連覇した広島の主軸を担う鈴木だ。安定して好成績を残している鈴木だが、「(毎年)内川さんを見て、また衝撃を受けて、もっとやらないとダメだな」と、内川を刺激にさらなる成長を目指している。

今年は丸が去ったことで、4番という主力として背負うものが大きくなる。鈴木も「去年に関しては、丸さんがあそこまでの成績を出してくれて、僕もそれに頼りっぱなしという部分もあった」と、丸の存在の大きさを認めた。

「丸さんが抜けたというのが、僕の中では一番大きい」という鈴木は、「本当にしっかりやらないといけない」と気合を入れつつも、「なんで行ったんやと思いますけどね」と、丸への未練をうかがわせている。

一方、同じく“内川組”のソフトバンク・上林誠知は、新シーズンに向けて大きな目標を口にした。

昨年、143試合にフル出場し、打率.270、22本塁打、62打点という数字を残した上林だが、今年はトリプルスリーを目指すと公言。「自分がそういう成績を残すことによって、当然日本一も近づくと思う」「難しいですけど、そこに挑んでいきたい」と意気込んだ。