9日、日本はトルクメニスタンに勝利を収めたものの、先制点を奪われ、逆転したがその後1点差に詰め寄られるとバタバタとした展開の中で試合を終えた。

このゲームを海外の記者はどう見たか。「BBCアラビック」の記者ムハナド・アリ氏は日本戦の感想をこう語った。

「昨日の試合が悪かったとは思わない。なぜなら初戦であり、日本は過去7回の中で4回チャンピオンになっている(1992年、2000年、2004年、2011年)。それに日本ではニュー・ジェネレーションが台頭している。3点目を決めた堂安律はまだ20歳だし、オランダのフローニンゲンで活躍している。有名選手の本田圭佑、岡崎慎司、香川真司はいなくなったが、新世代がいて、次の試合はもっとよくなると思うよ」

ではアリ氏はどこが優勝候補だと思ったか。

「まず日本は優勝候補筆頭だろう。それからサウジアラビア。日本と同じように若くていいチームだし、フアン・アントニオ・ピッツィといういい監督もいる。それから韓国とイラン。これがトーナメントの4強だろう」

「オーストラリアも世代交代をしてグラハム・アーノルドといういい監督が率いている。だが、私の考えではオーストラリアはこの大会で優勝しようと思ってはいないのではないか。私には新しいチームで次のワールドカップ予選に向けて備えようとしているのだが、この大会で最後まで勝ち進もうとしているようには思えない」

【森雅史/日本蹴球合同会社】