あごだし亭 きさいち / 「牛すじ煮込み入りあごだしうどん」(680円)。コク深く上品な甘味のアゴダシに五島うどんの細麺が合う。丸天など約6種を用意し、冷めにくい有田焼の器で提供

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福岡は多彩なルーツや個性がきらめきを放つ“うどん先進都市”。一度食べたらやみつきになる、天神エリアのおすすめうどん店を紹介する。日々進化する福岡うどんをご堪能あれ!

【写真を見る】博多ふぐちゃん亭 / 「ふぐ天うどん」(650円)。3切れのフグ天ぷらをオン。中心から尾まで食感や味を楽しめるよう、身を縦に切って揚げる工夫も

■ アゴダシの旨味が染みる個性光る天神の名物屋台「あごだし亭 きさいち」

2017年4月に開店した「あごだし亭 きさいち」。ダシ巻き玉子や10種以上のネタが並ぶ「おでん」(10月〜3月ごろ)、「煮込み」、「五島うどん」(500円〜)など、アゴダシの旨味を生かした料理を楽しめる。「ハイボール」(290円)を筆頭に、酒類が低価格なのもうれしい。

[あごだし亭 きさいち]福岡市中央区天神2 天神ビル前 / 080-4694-9187 / 18:30〜翌1:00(LO24:30) / 不定休、荒天時休み

■ 日本初のフグ屋台! 締めまでフグ尽くしを堪能「博多ふぐちゃん亭」

長浜鮮魚市場で研鑽したフグ職人が2017年4月に開業した「博多ふぐちゃん亭」。福岡や下関の市場で数種のフグを厳選し、約20種のフグ料理を供する。日高昆布主体の上品なダシでフグ天の旨味を引き立てるうどんは自信作。トラフグの皮の食感もいい。

[博多ふぐちゃん亭]福岡市中央区天神2 福岡銀行 本店北側 / 090-3415-5441 / 18:30〜翌1:00 / 不定休、荒天時休み

■ 大将と女将の優しさも魅力半世紀以上、愛される老舗「屋台 あや」

2016年に冷泉公園前から天神へと再配置された福岡を代表する老舗屋台「屋台 あや」。牛スジがトロトロに煮込まれた「どてやき」と、福岡の屋台では珍しいうどん、そばが名物だ。昆布とアジ煮干しでとるダシが、飲んだ後の胃に優しく染みる。

[屋台 あや]福岡市中央区天神4 日本銀行 福岡支店前 / 19:00ごろ〜翌1:00ごろ / 日曜、荒天時休み

■ 白磁のような美人麺と自慢のモツ鍋を堪能「能古うどん 天神ビル店」

長尾に本店を構える人気店が天神に進出した「能古うどん 天神ビル店」。厳選した小麦粉と軟水、赤穂の塩のみを使い「古式切り麦製法」で作る独自の麺は、細くたおやか。16:00〜登場する酒類やつまみ、締めのうどんが食べ放題となるモツ鍋も見逃せない。

[能古うどん 天神ビル店]福岡市中央区天神2-12-1 天神ビルB1 / 092-791-2850 / 11:00〜22:00(モツ鍋LO21:00、LO21:30) / 休みなし

■ 和風ダシ仕立てのクリームソース×明太子「武膳 福岡パルコ店」

福岡パルコ内という立地から、豊前裏打会の名をうどん好き以外にも広めた「武膳 福岡パルコ店」。王道系に加え、「明太子クリーム」「担々うどん」(850円)、「カレーつけ麺」(880円)など創作うどんは斬新かつ個性的。

[武膳(ぶぜん) 福岡パルコ店]福岡市中央区天神2-11-1 福岡パルコB1 / 092-235-7126 / 11:00〜22:30(LO) / 休みは福岡パルコに準ずる

■ 「博多やりうどん 福岡店」

1967年創業の老舗「博多やりうどん 福岡店」。焼きアゴ、煮干し、カツオ、ウルメ、サバなど九州産素材の天然ダシは、福岡産小麦のモチモチ麺とよく合う。白カレーうどんは期間限定だったが、人気のあまり定番化した。

[博多やりうどん 福岡店]福岡市中央区天神2-11-2 西鉄福岡(天神)駅構内2F / 092-716-2323 / 7:30〜21:00(LO20:30)、日、祝8:30〜 / 休みなし

■ 「讃岐うどん 田」

讃岐で学んだ製法を基に、福岡で主流のもっちりと柔らかな麺を生み出す。昆布やカツオ節などを使い丁寧にとったダシに、茹でたての自家製麺がよくなじむ。縦切りにしたゴボウのかき揚げがのる「ごぼう天うどん」(420円)も人気。

[讃岐うどん 田(でん)]福岡市中央区天神4-10-2 / 092-741-3117 / 11:20〜14:30(LO)、17:00〜19:30(LO) / 日、祝、土曜の夜休み

■ 「博多ごろうどん」

京都の料亭でも好まれる利尻昆布をはじめ、熊本県産サバ削りやウルメ削りなど複数の節をブレンドしたダシの旨さに定評がある「博多ごろうどん」。味わい深く、その芳醇な香りも格別だ。噛むほどに旨味が増す「ごぼうのフリット」はクセになる一品。

[博多ごろうどん]福岡市中央区天神2-8-127 / 092-726-2121 / 10:00〜17:00、日曜〜19:00 / 休みなし(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)