女優の篠原涼子が9月2日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、かつて出演した『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)の思い出を明かした。

 篠原は「過酷でしたね。キスされたりとか」と回顧。キスした相手は東野幸治で、「今やったらパワハラとセクハラやけど、30年前はこれでスタジオ全員笑ってたんですよ」と弁解した。

 その話に篠原は「そうなの! 笑ってましたよね。笑ってくれると嬉しいみたいな」と当時の撮影現場の雰囲気を報告。だが、イヤでなかったのか聞かれると「イヤだけど!」と即答した。

 さらに篠原は「東野さんがいきなりブチューって来たから、あの味は今でも忘れられない」と「味」まで覚えていることを告白。東野は「申し訳ありません」と平謝りだった。

 アイドル・東京パフォーマンスドールとして活動しながら、『ごっつ』に出演していた篠原。ほんこんからもキスされ、「キャシィ塚本」のコントで松本人志から「乳なし」とイジられたり、グーで額を殴られ涙したりと、体を張った笑いに挑んでいた。

 その後、小室哲哉プロデュースの『恋しさと せつなさと 心強さと』がダブルミリオンを記録。以降、女優として主演ドラマ『anego』(日本テレビ系)、『アンフェア』(フジテレビ系)などで大ヒットを飛ばした。

 そんな篠原について今田耕司は、2017年11月18日放送の『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ)で絶賛。

「ほんまあの子な、ええ子やで。『あれ(『ごっつ』)があったから、今の私があるんです』って。普通、黒歴史やんか。大女優なのに。出てたことも言いたないやん」

 その場にいたほんこんも「会うて話しかけてきたら、みんな不思議がるもん。スタッフとかが。『なんでほんこんに話しかけてる?』って」と、今でも当時の仲間に気さくに話しかけていることを明かしていた。

 1990年代をテーマにした主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が公開中の篠原。歌唱力、演技力はもちろん、人との縁を大切にして、芸能界の荒波を乗り越えてきたようだ。