台風21号は西よりに進み、31日には非常に強い勢力に発達。その後は日本の南を北上傾向です。日本への影響は?

非常に強い勢力へ発達

28日午前9時に南鳥島近海で発生した台風21号は、今後、発達しながら西よりに進むでしょう。30日にはマリアナ諸島で強い勢力に、さらに31日には非常に強い勢力まで発達する見込みです。ただ、この頃までは日本から遠く離れた所を進むため、本州付近への影響はほとんどない見込みです。

日本の南で北上傾向

5日進路予報を見てみますと、しばらく西よりへ進んだ後、日本の南へ達する1日頃からは北よりに進路を変えるとみられます。進路はまだ定まっていませんが、来週早々にも太平洋沿岸部は台風からのうねりが届く可能性があります。海のレジャーは突然、押し寄せる高波「土用波」に注意が必要です。また、台風周辺の暖かく湿った空気が日本付近へ流れ込んで、台風から離れていても雨雲が発達する可能性があります。さらに、本州付近にはしばらく秋雨前線が停滞するため、前線の活動が活発になることも考えられます。来週は何らかの影響を受ける可能性があり、台風の進路次第では、今後、週間予報が大きく変わる可能性もあります。この先もtenki.jpで最新の台風情報を確認してください。