6月ともなると雨の日や真夏のような蒸し暑さの日が増え、お出かけの計画をたてる際にもお天気が気になりますね。そこで今回は、暑い日でもひんやり涼しい関東の鍾乳洞と、最近パワースポットとして人気を集める江の島の洞窟をご紹介します。
ただしお出かけの際は、雨量が多い日や、雨がやんだ後の数日に鍾乳洞に入ると、水滴で体が濡れてしまうことがあるので、上着や簡易カッパなどを用意すると安心です!

江の島岩屋の海岸通路


日原鍾乳洞(東京都西多摩郡)

東京・奥多摩にあり、関東随一の規模を誇る鍾乳洞として圧倒的人気を集める「日原鍾乳洞」。
洞内の気温は年間を通じて11度と、暑い日でもひんやり。クールダウンを兼ねて洞内を進むと、ひときわ大きく荘厳な「白衣観音」をはじめ、無数の鍾乳石や石筍などを見ることができます。つらら状に垂れさがる鍾乳石はわずか3センチ伸びるのに約200年、上に向かって成長する石筍は約400年かかるそう! 雨の日はもちろん、真夏日の休日に少し足をのばして、東京の秘境「日原鍾乳洞」で数十万年にわたる時の神秘と幻想の世界に出会ってみませんか。
日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)
●所在地:東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
●問い合わせ:0428-83-8491
●アクセス:【平日】JR青梅線「奥多摩駅」から西東京バスで約35分、日原鍾乳洞行き終点下車徒歩約5分
【休日】東日原行き終点下車徒歩約25分
●時間:8:00〜17:00(4月〜11月)、8:30〜16:30(12月〜3月)
●料金:高校生以上700円、中学生500円、小学生400円
※詳細は公式HPをご確認ください

「ここが東京?」 奥多摩の人気観光スポット「日原鍾乳洞」


大岳鍾乳洞(東京都)

全長約300メートルの洞内はアップダウンがあり、腰をかがめるような狭い個所もあることから、大岳鍾乳洞は探検気分を味わえることで人気の鍾乳洞です。家族や仲間たちと訪れる際は「隊長」を決めると、探検気分も盛り上がるはず! 入口でヘルメットを渡されたら、さあ冒険のはじまりです。七色に輝く乳華や、発達した鍾乳石などが神秘的な世界をつくり出す約20〜30分のコースを進みながら、貴重な鍾乳石などを堪能してくださいね。ただし、高低差があるため足腰に自信がない人はご注意くださいね。
大岳鍾乳洞(おおたけしょうにゅうどう)
●所在地:東京都あきる野市養沢1587
●問い合わせ:042-596-4201
●アクセス:JR五日市線「武蔵五日市駅」から上養沢行きバス「大岳鍾乳洞入口」下車徒歩約30分
●時間:9:00〜17:00(季節や天候により変更あり)
●料金:大人600円、小・中学生400円、幼児200円
※詳細は公式HPをご確認ください

近くでキャンプも楽しめちゃう! ※画像はイメージ


橋立鍾乳洞(埼玉県)

橋立鍾乳は入口と出口の高低差が約33メートルにおよぶ、全国でも数少ない縦穴の鍾乳洞として知られます。
武甲山の西端の麓にあり、全山石灰岩といわれるこの地域で降る雨水によって溶かされた鍾乳洞で、いたることころに鍾乳石や石筍、石柱などを見ることができます。規模はあまり大きくありませんが、日本では珍しい階段をあがる全長140メートルの洞窟探検を、この機会に楽しんでみませんか。
橋立鍾乳洞(はしだてしょうにゅうどう)
●所在地:埼玉県秩父市上影森708
●問い合わせ:0494-24-5399
●アクセス:秩父鉄道「浦山口駅」下車徒歩約15分
●時間:8:00〜17:00 ※冬季閉鎖あり
●料金:大人200円、子ども100円
※詳細は秩父観光協会の公式HPをご確認ください

秩父三十四箇所28番の石龍山橋立堂に隣接 ※画像はイメージ


江の島岩屋(神奈川県)

波の浸食でできたという洞窟「江の島岩屋」は、奥行き152メートルの第一岩屋と、奥行き56メートルの第二岩屋からなり、古くから信仰の対象とされてきました。歴史上でも、江の島岩屋には源頼朝が戦勝祈願に訪れたと伝えられています。入口で受け取るろうそくを頼りに、江の島岩屋の歴史を学びながら、石像の立ち並ぶ洞内を進んでいけば、きっとパワースポット・江の島の神秘性や、自然の偉大さを実感できるはず! 晴れた日の湘南も素晴らしいけれど、雨が降る日の湘南もまた、情緒があって素敵ですよね。洞窟散策のあとは江の島、湘南の魅力も堪能してくださいね。
江の島岩屋(えのしまいわや)
●所在地:神奈川県藤沢市江の島2
●問い合わせ:0466-24-4141
●アクセス:小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」下車徒歩約30分
●時間:9:00〜18:00(7月31日まで) ※季節により異なる
●料金:高校生以上500円、小・中学生200円
※詳細は藤沢市観光協会の公式HPをご確認ください

第二岩屋に行く途中、橋の下にいる亀石を探してみよう!