「もっとエッチな作品、明るい作品が増えてほしい」爆乳ゲームP・高木謙一郎氏がVRゲーム業界への希望を語る

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 最近のゲーム界隈についてVジャンプ編集のサイトーブイさん、ファミ通編集の世界三大 三代川さん、ニコニコ動画の中野さんが語るトーク番組「ゲーム界隈井戸端会議」に「閃乱カグラ」シリーズなど数々の爆乳の女の子が登場するゲームを手掛けた、株式会社マーベラスの“爆乳プロデューサー” 高木謙一郎さんがゲストとして出演しました。

 番組では、視聴者から寄せられた「爆乳VRが見たい」というコメントに対して、高木さんが「まだ(ゴーグルが)大きい」と答え、現状のVRゴーグルがデートシチュエーションへの没入感を語りました。

左手前から時計回りに中野さん、高木謙一郎さん、サイトーブイさん、世界三大 三代川さん。

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「乳と夢を掴め!」爆乳P高木さんの決めポーズ

世界三大 三代川:
 いつもインタビューさせていただくと“こういうポーズ”をされるのですが、あれは何のイメージなのかが気になるんですけれども?

何かをつかむような、高木さんのポーズを実演する世界三大 三代川さん。

高木:
 見たままですよ(笑)。「乳と夢を掴め」っていつも言っているんです。

サイトーブイ:
 そうなんだ(笑)。

高木:
 下から、こう持ち上げるバージョンもあるんですけれど……。

サイトーブイ:
 乳と夢を持ち上げるんですか(笑)?

高木:
 乳と夢をこう……理想と現実を天秤にかけるみたいな。

世界三大 三代川:
 どんどんかっこよくなるな(笑)。

高木:
 『ヒゲとボイン』【※】みたいな話ですよ。

※ヒゲとボイン
『ビッグコミックオリジナル』にて連載されていた小島功による漫画。ロックバンド・UNICORN(ユニコーン)の楽曲『ヒゲとボイン』(および同名アルバム)のタイトルはこの漫画が由来になっている。

サイトーブイ:
 そう言われると確かに……。

高木:
 深みを感じますよね。

サイトーブイ:
 現実の胸は結構重みがあるから、現実でいい気がしてきちゃいますけれどね。現実が爆乳なのであれば、それ以上の理想って結構すごくないですか?

高木:
 2つより4つのほうがいいかな(笑)。

中野:
 何の話なんでしょう(笑)。

サイトーブイ:
 「ブイは何を言っているんだ」ってコメントで書いてあるけれど、高木さんが言っていることはそういうことだから(笑)。

中野:
 (そろそろ)ゲームの話を……。

高木:
 気を付けないとすぐに脱線するので(笑)。

恋愛要素のあるVRの盛り上がりはまだ早い?

世界三大 三代川:
 「爆乳VRが見たい」ってコメントでも来ています。いきなり超脱線ですよ(笑)。

視聴者から「爆乳VRをぜひ!」というコメントが投下される。

高木:
 爆乳は実際に見たほうがいいですよ。なんでVRゴーグルで見なきゃいけないんですか?

一同:
 (笑)

サイトーブイ:
 そりゃそうですけれど(笑)。

世界三大 三代川:
 見たくても見られない人もいますし。

高木:
 今時そんなに高くないじゃないですか?

サイトーブイ:
 何の話ですか(笑)。

高木:
 VRセットを買うより安いですよ。

サイトーブイ:
 そうですね(笑)。

中野:
 コストパフォーマンスとかいろいろあるんじゃないですか?

高木:
 恥ずかしがらずにいろいろできるというのが……。僕もPlayStation VRを買いましたし。『VRカノジョ』はすごいびっくりしますよね!

『VRカノジョ』。
(画像はSteam公式サイトより)

サイトーブイ:
 すごいですか?

高木:
 すごいです! びっくりしました。

世界三大 三代川:
 へぇ……まだやったことないんですよね。

高木:
 パッと横を見たら脱いでいるんですよ、びっくりしますよ(笑)。

一同:
 (笑)

世界三大 三代川:
 (キャラクターが自分の横に)いる感じはするんですか?

高木:
 しますね。ほどよく非現実な感じが刺激としてはすごく新しいものを感じます。

サイトーブイ:
 実際にやられてみて、『VRカノジョ』とか『サマーレッスン』がある中で同じようなことをやるのはあれかもしれないですけれど。向いている、向いていないで言うと、やりたいジャンルじゃないですか?

『サマーレッスン』。
(画像はAmazonより)

高木:
 そんなこともないです。やっぱりまだ(VRゴーグルが)大きいというか、重たい。早くメガネくらいの大きさに技術者の人たちが作ってくれないかなと。そうしないと本格的な盛り上がりというのはちょっと……。

世界三大 三代川:
 アーケードとか、そういう体験型のほうになりつつありますよね。

今のVRゴーグルで没入できるもの、できないもの

サイトーブイ:
 爆乳から離れますが、『ドラゴンクエストVR』を、きょうメディア体験でやってきたんですけれど、あれもほぼノートPCくらいの重さのを背負ってヘッドセットを付けるのです。重いんですけれど、逆にドラクエの世界の鎧みたいな感じかなと思って、意外とありだなと思いました。

『ドラゴンクエストVR』。
(画像はVR ZONE SHINJUKU公式サイトより)

 そういう体感も含めて何かに転換できればいいんでしょうけれど、本当に彼女とデートしているのを体感したい時に、ゴーグルを付けているのが没入感の阻害になるのであれば、VRゴーグルがメガネになったほうがよりいいですよね。

高木:
 早くなってほしいなと思っています。

世界三大 三代川:
 家でそういうのをできないと……という感じですよね。

 ゲームショウで『サマーレッスン』を体験する機会があって、ゲームショウのVRの機械って、視点がスクリーンに出るんですよね。

高木:
 やめてほしいですよね(笑)。

一同:
 (笑)  

中野:
 「あいつ、そんなところを見ているんだな」って(笑)。

世界三大 三代川:
 だってひかりちゃんが屈んでくるじゃないですか。そうすると見えちゃうじゃないですか(笑)。それを横のコンパニオンのお姉さんが見ていると思うと、本当に汗がだらだら出てきて(笑)。

中野:
 メーカー的にはそれを見せないとプロモーションにならないですからね。

世界三大 三代川:
 「見てないですよ」みたいなフリをVRでしなきゃいけないというのが……(笑)。

中野:
 「視線泳いでるぞ!」みたいな。

世界三大 三代川:
 そうそう(笑)。何のためにゲームをやっているんだ? って(笑)。

中野:
 だから逆に買って家でやりたいと思うんですよね。

世界三大 三代川:
 そう。だから早くそういうのが普及すればいいなっていう話です。

『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』のVR化なるか!?

高木:
 真面目な話、もっとエッチな作品、明るい作品が増えてほしいなと思います。

サイトーブイ:
 今はホラーが多いですよね。

高木:
 怖い作品とか暴力的な作品が多いじゃないですか。それはそれでいいんですけれど、でもなんで俺は5万、10万も払って斬られたり刺されたり怖い思いをしなきゃいけないんだと思うんですよね。もうちょっと明るい作品をプレイしたいかなって……。

世界三大 三代川:
 確かにそうですね。

高木:
 パンツ見たりとか、それくらいのほうがいいと思いますよ(笑)。

サイトーブイ:
 作ってくださいよ(笑)。

中野:
 人間の行動原理の大事なひとつですからね。

世界三大 三代川:
 三大欲求ですから。『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』がVRになったらやばいだろうなと思います。

『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』
(画像は『シノビリフレ -SENRAN KAGURA-』公式サイトより)

高木:
 そうですね(笑)。感触も感じながら。

世界三大 三代川:
 高木さんがゲストに決まった時に、僕らのLINEの会話の中で「しょうがないから資料として『シノビリフレ ‐SENRAN KAGURA‐』をやらなきゃな」という(笑)。

高木:
 「しょうがない、やらなきゃな」と(笑)。

世界三大 三代川:
 勉強のために、しょうがないと話が盛り上がりました(笑)。

中野:
 何事もそういう理由付けというのが必要ですから(笑)。

高木:
  『閃乱カグラ』とかもよく言われますよ。「ちょうどアクションやりたかったんだよね」とか(笑)。「何かよく知らないけれど、楽しそうだから買うわ」みたいな。

『閃乱カグラ Burst Re:Newal』
(『閃乱カグラ Burst Re:Newal』公式サイトより)

サイトーブイ:
 「ちょうどこの時期、新作がなかったんだよな」という言い方がしやすいといいですよね。

世界三大 三代川:
 『シノビリフレ ‐SENRAN KAGURA‐』の時は『ゼノブレイド2』が同時に出ていて、「『ゼノドレイド2』を買おうと思ったら、間違えて買っちゃった」みたいな人も。

高木:
 どちらもカタカナですからね。

一同:
 (笑)

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ゲーム界隈井戸端会議 #7【ゲスト:高木謙一郎】

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