トリプルプレーの“立役者”となったアストロズ・ギャティス【写真:Getty Images】

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アストロズ・ギャティス“勘違い”でトリプルプレーに

 マリナーズが19日(日本時間20日)の本拠地アストロズ戦で珍トリプルプレーを完成させた。このプレーの“立役者”となったアストロズのエバン・ギャティスは試合後、自虐的なコメントを発し、ミスを反省している。MLB公式サイトが伝えている。

 珍事が起きたのは同点の4回だった。アストロズは先頭のアルトゥーベが四球、コレアがピッチャー強襲の内野安打で無死一、二塁とした。ここでギャティスの打球が三塁正面を突き、捕球したシーガーは三塁ベースを踏むと、二塁のカノへ送球。この時点でダブルプレーとなった。

 しかし、打ったギャティスは3アウトと勘違いしたのか、一塁を駆け抜けた後に三塁ダグアウトへ向かって走り出した。ギャティスは途中で気づいたが、時すでに遅し。アウトとなり、トリプルプレーとなった。

 試合はアストロズが9-2と快勝。ギャティスも終盤にタイムリーを放つなど4打数1安打1打点を記録したが、試合後は痛恨のミスを嘆いた。MLB公式サイトによると、ギャティスは自身のロッカーへと向かいながら、「僕の間抜けなプレーについて聞きたい人は誰かな?」と語りかけたという。また、ギャティスは記事の中で「ミスだよ」と素直に認め、「アウトカウントは分かっていた。あの時は心の中で笑いたかったよ。本当に間抜けだった。0-0の試合だった。本当に頭にきていたんだと思う。まともに考えることが出来ていなかった。馬鹿げているよ」と語っている。

 一方、アストロズのヒンチ監督も「酷いプレーだった。明らかに、見たくはないことだよ」と振り返ったという。この珍プレーは地元紙などでも特集され、大きな反響を呼んでいる。(Full-Count編集部)