17日、韓国メディアによると、韓国・釜山の市民団体が日本植民地時代に徴用された労働者を象徴する像を日本公館前に設置する計画を進めていることについて、韓国外交部が立場を示した。写真は釜山にある日本総領事館前の慰安婦像。

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2018年4月17日、韓国・ノーカットニュースなどによると、韓国・釜山の市民団体が日本植民地時代に徴用された労働者を象徴する像を日本公館前に設置する計画を進めていることについて、韓国外交部が立場を示した。

報道によると、韓国の積弊清算・社会大改革釜山運動本部は同日、「外交部から強制徴用労働者像の除幕に関する公式文書を受け取った」と明らかにした。釜山運動本部は市民からの募金で制作した労働者像を「来月1日に釜山東区にある日本総領事館の前に設置する」と予告していたという。

外交部は公式文書で「領事館前への設置は外交公館の保護に関する国際慣行の面で不適切。実際に除幕が行われれば、外交問題に発展する可能性が大きい」と懸念を示した。その上で「犠牲者の追悼、後世への歴史教育などの必要性」に言及し、日本総領事館前の代わりに南区の日帝強制動員歴史館への設置を勧めたという。

外交部の勧告に対し、釜山運動本部は「受け入れられない」との立場を示しているという。関係者は「日本が韓国国民を強制的に連行し働かせたことは、歴史的にもまれで無礼な事件」とし、「日本は過去の蛮行を反省するどころか、今も韓国政府に圧力をかけている。強制労働徴用者像は予定通り設置する」と述べた。さらに来週には大統領府や外交部など政府機関の前で、労働者像の日本総領事館前への設置の認定を求める記者会見を開くとのこと。

これについて、韓国のネットユーザーからは賛否両論の声が上がっている。

日本総領事館前への設置賛成派からは「あきれた。韓国の土地なのになぜ?」「日本総領事館は法律上は日本の土地だけど、日本政府を批判する目的で設置するものだから問題ない」「日本総領事館前の慰安婦像の横が適切だ」「日韓の国民がつらい歴史を忘れないためにも、意味あるところに設置すべき」「税金を使っていいから全国に設置してほしい」などの声が寄せられている。

一方、反対派からは「駄目なら別の方法を探すべき。なぜいつも銅像なの?」「悲しくてつらい歴史だけど、むやみに像を設置するのはやめよう。増えれば増えるほど象徴性がなくなる」「過去ではなく未来に向かって進むべき」などの声が見られた。(翻訳・編集/堂本)