スタートダッシュして息切れ? 燃えつき症候群に陥らないための方法

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ドキドキの新生活、明日に向けてエナジーチャージ

4月から新生活がスタートし、心機一転、環境や人間関係が新しくなった人も多いのではないでしょうか?新しい街、新しい友人、新しい仕事など、最初は慣れるまで緊張や不安が続きますが、そこには未来への希望もありワクワクする春本番ですね。

こわいのは、燃え尽き症候群?

慣れない環境での緊張が続くと、体も心もストレスがたまり、お疲れモードになります。タイミングよくゴールデンウイークなどの休暇で、心身ともにリラックスできればいいのですが、ついつい新しい街を散策、新しい友人との趣味など、意外と休みなく動き回り、頑張りすぎてしまいます。

頑張りすぎた先には、ふと訪れるエネルギー切れ、燃え尽き症候群になる恐れが…。まだまだこれから暑くなるにつれ、体力も気力も必要になります。春の過ごし方は夏の心身に影響します。上手にエネルギーの温存をしながらバランス良い春シーズンを過ごしましょう。

疲労回復、上質睡眠、頭の興奮を休めるヨガポーズ

緊張しっぱなしで、常にフル回転の頭、肩の力を抜くにも、明日のことを考えてしまい、心身の深いリラックスの状態が取りにくい場合には、体が逆転するポーズをオススメします。

全身の血流やエネルギーの流れがよくなるので、一日中、緊張で力が入りっぱなしだった背中や肩、腰の疲労を取り除きます。慣れないヒール靴でむくんだ脚にも効果的。夜の就寝前に3〜5分、自分の体と心へのごほうび時間をプレゼントしましょう。気持ちの興奮も静まり、上質な睡眠を促します。

【スキのポーズ(ハラーサナ)】

注意:逆転のポーズは生理中の人は避けます。

1:ヨガマットに仰向けになります(首や肩に体重がかかるので、柔らかいベッドや布団の上では行いません)。

2:両足をそろえ、両手のひらは床に伏せます。

3:両足を床から離し、90度まで上げます。ヒザを伸ばし、腰は反らさず、頭も床につけたままです。

4:目を閉じリラックス。自然な呼吸を繰り返します。腹筋は意識したままです。

次のステップ(体がかたい人は4までで終えて下さい)

1:腰を床から離し、両足を頭のほうへ倒します。両手で腰を支えてOK、可能なら背中側で両手を組み、肩甲骨を寄せて両ひじを伸ばします。

2:足先は頭の先の床に下ろします(つかなくてもOK)。

3:ゆっくり自然な呼吸を繰り返し、3〜5分ポーズをキープ。

4:ポーズを解きます、背中や腰をゆっくりと床に戻し、両足を戻し、仰向け(屍のポーズ)でゆっくりくつろぎます。

一日1回、自分に集中する時間を作って、日中のいろいろをリセットする習慣を作ることで、明日の活力を育てていくことができるはず。適切、適当な頑張り方を身につけましょう。

 

ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住