小室哲哉、引退決断の理由をファンに説明

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音楽プロデューサーの小室哲哉(59歳)が1月19日、都内で会見を行い、週刊文春で報道された不倫疑惑を否定すると共に、音楽活動からの引退を表明した。この会見後、Instagramを更新。改めてファンに引退の際しての想いをつづっている。

更新された全文は次の通り。

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本日1月19日の内容をお伝え致します。ご心配お騒がせして申し訳ございません。よかったら読んでみてください。

今回の報道により、妻であるKEIKO、家族、ファンの皆様にご心配をおかけし、お相手の方にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

私なりのこの騒動のけじめとして、引退を決意しました。

まずは、2010年までさかのぼらせていただきます。執行猶予付きとはいうものの、金銭問題による有罪判決を受け、五年の歳月を過ごす中、妻、桂子の急病、入院時からのサポートという環境で仕事を続けて参りました。桂子の後遺症は幸い身体的なものはありませんでしたが、歌手という職業に戻る事は出来てない状態です。

最初の一年ほどはカラオケなど誘って、歌に向かせようとしましたが、音楽に興味がなくなり、すぐ音の世界から遠ざかる日々がやってきました。

私は皆さまの支援もあり、音楽の仕事を続けることが出来、年々日々、多忙になりました。そのため、桂子のサポートや付き添いの役目を近くのスタッフや、実家のご家族に協力お願いすることが多くなり、東京都内の生活が3分の2、実家での生活が3分の1ほどの割合になってきてしまいました。昨年は夏前の1ヵ月、11月からの2ヶ月ほどは実家のご家族にサポートをお願いしております。

約2年前にC型肝炎を患い半年闘病生活送りました。桂子だけでなく私も病気になり、2人での闘病生活と言う大変辛い時期を過ごしました。今更ですが、あの時いろいろな方向転換であったり、芸能活動の縮小をすべきだったとも思っております。薬の副作用は想像以上に大きく、体の色々な機能にも影響を及ぼしました。現在も常に定期検診を行っております。

何とか仕事に復帰した一昨年から、自分は昨年の8月にストレスによる摂食障害、睡眠障害などで入院をしなければならなくなりました。複数のお医者様、看護師の皆様の協力を経て、秋から仕事に復帰でき、なんとか順調な状態に戻れたかと思っておりましたが、完治はせず、突発性の難聴を含む体調不良に現在も悩んでおります。そんな中A子さんのクリニックは早朝、昼休み、ときには深夜などの診療または往診に応じてくれまして、日に日にスタジオ、コンサート会場、桂子が在宅中の深夜の往診などが増えました。突然依頼することも多くなり、会話も雑談的なものから日々の生活の悩みまで、メンタルケアと言えるような時間も増えてきてしまいました。私の精神的な甘えから、お互いのプライベートの悩みや心配事なども話し合うようになりました。

3度ほど桂子が在宅中にも往診に来てもらったこともあり、私の気の緩みから桂子を実家に預けている日にも往診に来てもらう事が増えてしまいました。

そういった経緯で皆様に誤解を与えてしまう行動を起こし、ファンの皆様にご迷惑と不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません。お詫び申し上げます。

体調不良は今も変わらず、耳鳴りも止まらず音楽制作の滞りも増え、皆様の期待に応えられるような楽曲がなかなか作れず簡単に一週間が過ぎてしまうスタジオ生活もあり、一般的な定年の年である60歳を前にこのようなレベルの音楽制作で良いのかという、不安と懸念と自信のなさが高まるばかりの日々でした。2018年の11月には還暦を迎えると言う事であと1年、皆様の期待に応えられるような音楽制作ができるのかという不安に駆られる日々がさらに続きました。桂子にも当然悩みは伝えましたが、理解してもらうことも難しいなという認識でおりましたので、ほとんどの心配事は、医療の知識とメンタルケアの知識を持ったA子さんに頼る年末年始となってしまいました。そういった状況の中で2010年に遡りますが、気持ちとしては裁判所で聞いた主文、判決の様な感覚を、週刊文春さんの突然の取材から思い出しました。一般的には正式な犯罪とは言えないものの、起訴され有罪判決を受けたような気分になりました。私の勝手な思い込みですが、罪があれば罰もある、そんな感覚を持つ数日間でした。