礼儀正しさで評価の高い日本人。最近では中国でも礼儀を意識する人が増えてきており、日本の礼儀作法に興味を持つ人もいるようだが、おかしいと感じる習慣もあるという。中国メディアの今日頭条は10日、「日本ならではの11の不思議なマナー」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 礼儀正しさで評価の高い日本人。最近では中国でも礼儀を意識する人が増えてきており、日本の礼儀作法に興味を持つ人もいるようだが、おかしいと感じる習慣もあるという。中国メディアの今日頭条は10日、「日本ならではの11の不思議なマナー」と題する記事を掲載した。

 記事が紹介した不思議なマナーの1つ目は、「敬称」だ。名前の後ろにつける敬称には「さん」、「君」、「様」など相手に応じて敬称が変わると紹介した。さらには「名刺交換の方法」に独特のルールがあること、「エレベーター」では最初に乗った人がボタンの前に立ち操作をする暗黙のルールがあることや、「電車」内では電話を避け、優先席は空けておくと伝えた。

 また、社会秩序を守るための「公然わいせつ罪」という法律があること、年長者が酒をおごる習慣、「お金の扱い方」では、お祝い事があると新札をきれいな袋に入れ、レジでもお金をトレーの上に乗せて渡すと紹介。さらには「正座」、「お中元・お歳暮」、「お辞儀」、「頭を下げる」習慣もあると紹介した。

 いくつかの点は、外国でも見られることがあり、日本に限られた話ではないが、お金を大切に扱うのは中国にはない良い習慣と言えそうだ。これまで中国ではお金は汚いものとしてぞんざいに扱われてきたうえ、近年では急速にモバイル決算が広まっているため、現金を大切に扱うという考え方は今後も見られないだろう。

 記事は最後に、こうした日本の習慣を「不思議」としながらも、中国で生まれた礼儀や作法が中国では廃れてしまったのに、日本では変わらず受け継がれていると指摘して締めくくった。良い習慣はぜひ次の世代にまでつなげていきたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)