戦列復帰アグエロのPK弾などで3発快勝! 首位シティがリーグ7連勝!《プレミアリーグ》

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▽プレミアリーグ第9節、マンチェスター・シティvsバーンリーが21日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが3-0で快勝した。

▽前節、ストーク・シティを相手に7-2の圧巻の大勝でリーグ6連勝を決めた首位のシティは、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のナポリ戦でも難敵相手に2-1で競り勝ちグループステージ3連勝を達成。グアルディオラ体制2年目で圧倒的な序盤戦を過ごす中、今節は強豪相手のアウェイゲームで好成績を残すバーンリーをホームで迎え撃った。

▽グアルディオラ監督はナポリ戦から先発2人を変更。ガブリエウ・ジェズスに代わって自動車事故で肋骨を痛めていたエースFWアグエロが先発で復帰を果たしたほか、スターリングに代わってベルナルド・シウバが起用された。

▽立ち上がりから絶好調のシティは連戦を感じさせない鋭いパスワークからデ・ブライネが惜しいシュートを放つなど、押し込む入りとなる。その一方で15分には相手GKのロングキックに対して、DFウォーカーがウッドと入れ替わられて抜け出されピンチを迎えるが、ここはGKエデルソンの身体を張った対応で凌ぐ。

▽その後、波状攻撃から20分過ぎにベルナルド・シウバ、デ・ブライネと続けて相手GKを脅かすシュートを放つと、30分にやや幸運な形からエースが復帰ゴールを決める。ボックス内でルーズボールに反応したベルナルド・シウバとGKポペが交錯。すると、ややシミュレーション気味に見えたものの主審はホームチームにPKを与える。これをキッカーのアグエロが冷静に決めた。

▽前半終盤にかけてはアグエロが復帰戦とは思えないキレ味鋭い仕掛けから続けてゴールに迫るも、ここは相手GKとDFの身体を張ったプレーに阻まれる。逆に、43分にはGKエデルソンから自陣ボックス付近でパスを受けたデ・ブライネの不用意なバックパスからアルフィールドに決定機を許すが、ここはDFが何とか身体に当ててシュートは枠の左に外れた。

▽迎えた後半、早い時間帯に試合を決めたいシティが引き続きボールを保持して主導権を握るが、テクニックの差を気迫とコンディションの良さで埋めにかかるアウェイチームの粘りに遭い、なかなか決定機を作れない。逆に、フェルナンジーニョが自陣ボックス内で自ら蹴ったボールを腕に当てて、あわやPK献上という場面を招くなど、反撃を許す形が増えていく。

▽それでも、焦れずに試合をコントロールするシティは73分、左CKの場面でザネのファーを狙ったクロスをオタメンディが打点の高いヘディングシュートで流し込み、待望の追加点を奪う。畳みかけるシティはその2分後にも右サイドからのスローインをアグエロがワンタッチで中央のスペースに流すと、これを受けたデ・ブライネが必殺のスルーパス。そして、ボックス左に抜け出したザネが冷静に相手GKの股間を抜くシュートを流し込み、試合を決定付ける3点目を奪った。

▽その後、アグエロ、フェルナンジーニョ、デ・ブライネを続けて下げ、ガブリエウ・ジェズス、ヤヤ・トゥーレ、ギュンドアンをピッチに送り込み試合をクローズにかかるシティ。そして、試合終盤の相手のパワープレーを冷静に凌ぎ切り、3-0の快勝。戦列復帰したエースのPK弾などできっちり勝ち切ったシティが破竹のリーグ7連勝を決めた。