市川紗椰

写真拡大

15日放送、フジテレビ「ユアタイム」では、大相撲秋場所で横綱や大関の休場が相次いでいる件を分析。キャスターの市川紗椰が、メディアにも責任の一端があるのではないかと一石を投じた。

今場所は白鵬、稀勢の里、鶴竜が故障で休場。3横綱が初日から休場したのは、昭和以降初めてのことだ。さらに、大関の高安も太ももの負傷で3日から途中休場している。

さらに、15日にはカド番の大関・照ノ富士もひざの負傷で休場を届け出た。3横綱、2大関の休場は、1918年夏場所以来、99年ぶりという。

なぜ、これほど上位力士の休場が相次いでいるのか。朝日新聞は、巡業疲れや、その巡業中に以前のようにシコを踏めなくなったことが一因と指摘した。

「クーラーのきいた車で数時間にも及ぶ移動は身体の負担が大きい」という、ある関取のコメントも紹介された。ただ、日本相撲協会の八角理事長「休んで強くなるわけがない」と、巡業の多さとケガの多さの関連性を否定している。

そのほか、毎日新聞は横綱たちの高齢化(白鵬と鶴竜が32歳、稀勢の里は31歳)を指摘したが、それらに加えて市川が挙げたのが、力士の大型化だ。幕内の平均体重が160キロ超えと、かつてない重さになっているという。

さらに、市川は「美談にしている我々もダメだと思うんです」とコメント。負傷をおしての強行出場を「イイ話」にしたがるメディアも問題と指摘し、「我々にも責任がある」と述べた。

実際、負傷した稀勢の里が強行出場で優勝を成し遂げ、感動のエピソードとして世間で騒がれた春場所の一件は記憶に新しい。だが、無理を続ければ肉体に影響を及ぼす可能性があるのも確かだ。市川の発言を、各メディアはどのように捉えただろうか。