CLグループリーグ初戦を、3-0と快勝で飾ったバイエルン・ミュンヘン。しかしそこには決して満足感はない。「テンポもリズムもなかった」とスカイに対してアリエン・ロッベンはコメント、「もっと気迫を見せて、得点を決めてしまわないと」と言葉を続けた。

さらにジョシュア・キミヒも、追加点を奪わなかったことで相手に希望を与えてしまい「さらに数的不利のアンデルレヒトに、2度も同点とされるビッグチャンスを与えていた。あんなことは決して許されることではない」と反省の弁を語っている。

それでもロッベンの怒りは収まらず、「まるで5-0とリードしているかのうようなプレーを見せていた。もちろんアンデルレヒトに対するリスペクトはあるけれど、でも退場者が出てしまったのだから試合を決めてしまわないといけなかった」とコメント。

加えて最近ではレヴァンドフスキのインタビューをはじめ、トーマス・ミュラーの不満などピッチ外での質問が及ぶと、「サッカーに集中させてくれ。ピッチ内のことを話そう」と述べるにとどまった。

そのふたりに続き、この試合ではフランク・リベリが、新たな火種を生み出すことになるかもしれない。交代に不満を感じた同選手は、ベンチに下がる際に不満をあらわにし、ユニフォームをベンチへと叩きつけている。

そこでハサン・サリハミジッチSDは、「バイエルンであんなことはゆるされない。話し合いを行う」との考えを示した。

一方でカルロ・アンチェロッティ監督は、交代した理由について「まだ10分残されていて、彼は警告を1枚うけていた。日曜日には練習していないし、少し休ませたいと思ったんだよ。交代は別にパフォーマンスどうこうということはない。なぜああいうことをしたのか、彼に尋ねるつもりだ」と返答。

それ以上は、リベリのことについて語ることはなく、この日にみせたチームのパフォーマンスについて「そこまでいいものではなかった。アンデルレヒトはとても深く構えていたね。中盤ではもっとタイミングをあわせていかなくてはならないよ」と振り返りながらも、「満足はできる。シーズンの序盤ではこういうものもある」と総括している。