ガルビネ・ムグルサ、ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

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11日発表の世界ランクでムグルサが史上24人目の1位へ、ナダルはトップの座キープ

 テニスのグランドスラム今季最終戦、全米オープンは佳境を迎えているが、大会終了後に発表される世界ランキングでは14年ぶりに男女ともに同国出身選手が1位に立つ見込みだという。米テニス専門サイト「テニス.com」が報じた。

 女子は世界ランク1位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)が準々決勝でココ・バンダウェイ(米国)に0-2でストレート負け。WTA公式サイトによれば、これによりプリスコバは昨年の全米オープン準優勝で手にしたポイントを失うため、今年のウィンブルドン覇者で現在同3位のガルビネ・ムグルサ(スペイン)がトップに浮上するという。

 女子でスペイン出身選手がランキングトップに立つのは、1995年のアランチャ・サンチェス・ビカリオ以来2人目。ムグルサはWTA史上24人目の1位選手となる。

 一方の男子は、世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)が準決勝に進出。同2位のアンディ・マレー(英国)は臀部の痛みで全米オープンを欠場、同3位のロジャー・フェデラー(スイス)も準々決勝でフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)に敗れて姿を消しており、1位の座をキープすることが決まっている。

 最新の世界ランキングでは、ナダルとムグルサ、男女ともにスペイン出身選手が1位に立つことになるが、米テニス専門サイト「テニス.com」によれば、ATPとWTAのNO1に同国の選手が立つのは2003年のアンディ・ロディックとセレーナ・ウィリアムズ(ともに米国)以来、実に14年ぶりだという。“新女王”のムグルサは7日、自身の公式ツイッターにナダルとスペイン国旗を手にする2ショット写真を投稿して、喜びを分かち合っている。