1日、中国メディアの界面新聞は、農業をするために中国にやって来た日本人の川崎広人さん(71)について伝えている。

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2017年9月1日、中国メディアの界面新聞は、農業をするために中国にやって来た日本人の川崎広人さん(71)について伝えている。

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4年前に中国へやってきた川崎さんは、北京から甘粛省を経て、最終的に河南省に落ち着いた。現在、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、河南省での農業に関する見聞を発信している。

2年前、夫の暴力で行き場をなくした女性が、川崎さんの働く農場へやってきた。その驚きと怒りを記した川崎さんの投稿は、中国国内で多くの反響を呼び、ウェイボーでトレンド上位に入ったほどだ。

中国で農業に従事したい。退職前の川崎さんはそうした希望を抱いた。歴史的な理由から、中国はいつも川崎さんの心の中で特別な意味を持っていた。中国の農業は非常に遅れていると聞いていた。

中国語の標準語はそれなりに理解できるようになったが、小劉固村の人々のなまりはとても強い。そのため、定期的に村の銭湯へ出かけるほかは、農場以外での人々との接触は多くないという。

食事でも慣れないことが多い。彼を最も悩ませたのは餃子だ。中国北部で主食として食べられるこの料理は、日本では焼いたものが一般的であり、しかもおかずの一つだ。また農場で働く他の人たちにとって、昼食に何杯かの白酒を飲むことは当たり前のことだ。だが川崎さんは、午後の仕事を考え、酒を口にすることはしない。部屋にこもって抗議をしたほどだ。そうして初めて、農場の人たちは、昼に白酒を飲めば川崎さんが不機嫌になるということを知ったという。

川崎さんは小劉固村で毎日、さまざまな困難に直面しているが、幸せだと語っている。そこには自分の居場所があり、自分の価値を発揮でき、人から必要とされる満足感があるからだ。(翻訳・編集/柳川)