自分の人生を壊す、完璧主義者の9つの特徴

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「私はちょっと完璧主義なんです」──こうした控えめな自慢の言葉は、最高の出来を求める自分の性格を少し厄介ながらも誇らしいと主張する人がよく使うものだ。

一流のアスリートや、革新的な研究者、成功したリーダーらが高い期待を持つ必要があることからも分かるように、完璧を追い求めることは成功への鍵でもあるが、他方で潜在的な力を発揮する際の障害ともなる。

以下に、完璧主義があなたに害をもたらしていることを示す9つの兆候を紹介する。

1. 周囲にも完璧さを求める

完璧主義者は自分だけでなく、周りの人々にも非現実的な期待をかける。求めるレベルに達しない人々に対する寛容さに欠け、周囲に対して批判的で、結果として人間関係を悪化させる。

2. 時間内に仕事が終わらない

通常の人は作業を効率的に終わらせることができる。しかし完璧主義者は物事をやりこなすのが難しい。完璧になるまで何度もメールを書き直したり、企画書の仕上がりにいつまでたっても満足できなかったりする。成果物の出来が不十分と思ってしまい、大切な締め切りを守れない可能性がある。

3. 失敗を能力不足の証拠とみなす

完璧主義者は失敗を学習機会ととらえず、むしろ自分の無能さの証拠だととらえる。自分自身を厳しく批判し、ほんの小さな失敗に打ちひしがれてしまう。

4. 欠陥を隠すのに労力を費やす

完璧主義者は何らかの欠陥を理由に厳しい評価を下されることを恐れる。これを避けるため、自分を完璧に見せるよう気をつかう。完璧主義者の多くは、実際には何もかもうまくいかないと感じている時でも、他人には「全てが完璧」と思わせる能力を身につけている。

5. 失敗の可能性があることを避ける

完璧主義者は新たなことを学ぶより、今の自分の能力を誇示したがる傾向にある。難しい新たな挑戦より、成功がほぼ保証されている難易度の低い挑戦を選ぶ。成功のために必要なスキルを習得できないかもしれない、という恐れから、新しいことに挑戦したがらない。

6. 成功を祝えない

どれだけ成功しても、完璧主義者は勝利を気持ちよく宣言できない。何かを達成しても、運が良かっただけだと言うかもしれない。さらには「もっと早く目標を達成すべきだった」とか、「自分の頭がもう少し良ければこんなにがんばらなくて済んだのに」と言って自分を批判し続けることもある。

7. 何かを達成しないと自尊心を保てない

完璧主義者は、新たなことや大きなことを達成した時だけ自分に満足できる。ほんの小さな挫折や少しのミスで、人生に失敗していると感じ、意気消沈してしまう。

8. 完璧を求めるあまり精神が悪化する

非現実的な成功を求めて努力することは、精神に大きな負担を強いることになる。完璧主義と不安、強迫神経症、摂食障害、うつとの間には関係性があるとの研究結果が出ており、中には完璧主義は自殺の要因となると指摘するものもある。

9. 人生に満足できない

完璧主義者は常に失敗を恐れているため、自分の人生に心から満足することができない。完璧主義者は低ストレス環境では上手くやれることも多いという研究結果もある。しかし、挑戦のない人生を送ることなど不可能だ。毎日のいざこざやストレスを生む出来事のせいで、完璧主義者の人生の満足度は深刻な影響を受ける可能性がある。

完璧主義に打ち勝つために

軽度の完璧主義であれば、まずは問題に気付くことがこれに打ち勝つための第一歩となる。自分に対してより現実的な期待を持つようにし、何事にも失敗はつきものだと認めよう。

完璧主義は精神疾患ではないが、精神衛生の専門家に治療してもらうこともできる。カウンセリングを通じて、思考法を変えるよう訓練し、自分の優れた潜在能力を引き出すために必要な「心の筋肉」を鍛えることもできるだろう。もし完璧主義のせいで最良な生き方ができていないのなら、ためらわずに助けを求めてみよう。