トヨタから4250万円の資金支援を受けた、自動車会社に勤める若手有志がスタートした一般社団法人「CARTIVATOR(カーティベーター)」が、2017年6月3日(土)に「空飛ぶ車」の試作機の飛行テストを実施しました。

Takeoff and cruise: Toyota making 'flying car,' luxury boat

https://www.apnews.com/e48d6b3138c044c29fc7b6dccb0bc16b

「空飛ぶ車」の試験飛行の様子は以下のムービーで見られます。

Toyota is working on a "flying car" - YouTube

試験機はアルミフレームに8つのプロペラを搭載しており、見た目は「巨大ドローン」といった感じ。



プロペラが回りだすと、ものすごい音が鳴り響き、それと同時に試作機が浮き上がります。



人間の目線くらいの高さで一瞬ホバリングしますが……



すぐにバランスを崩して墜落してしまいました。



このテスト飛行は愛知県豊田市にある試験場で行われ、数回の飛行テストの後、プロペラを保護するカバー部分が破損してプロペラが損傷してしまいテスト飛行は続けられなくなったそうです。空飛ぶ車の開発を進めるカーティベーターの目標は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のように「地面の走行」から「空の飛行」への移行をシームレスに行えるような空飛ぶ車の開発、とプロジェクトリーダーを務める中村翼さんは語っています。

2019年に初の有人飛行テストを実施することを計画しているカーティベーターですが、その目標は空飛ぶ車を用いて2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックで聖火台に火をともすことだそうです。