「ブラン・マンジェと、イチゴとココナッツ、ジャスミンのパルフェ仕立て」(750円)/CAKE STAND

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個性が光る多彩なスイーツが日々誕生している、スイーツの街・神戸。華麗なデセールスイーツに珍しい東欧の伝統菓子、本場パリ仕込みのショコラまで、編集部・取材スタッフが実食調査して選んだオススメ店を紹介!<※情報は神戸ウォーカー(2016年9月9日発売号)より>

【写真を見る】黒胡椒が甘さを引き立てる、「ブルーチーズとレモンのレアチーズケーキ くるみと黒こしょうのアクセントを添えて」(700円)/CAKE STAND

■ 華やかに魅了する皿の上の甘い芸術「デセールスイーツ」

「CAKE STAND」は、パティシエールと料理人の夫婦で切り盛りするカフェ。奥様が丁寧に仕上げるスイーツは、フランス仕込みのデセールスタイルで。洗練された味わいに思わず気分も華やぐ。ふわふわ厚焼きタマゴのサンドイッチなどのランチも絶品。

黒胡椒が甘さを引き立てる、「ブルーチーズとレモンのレアチーズケーキ くるみと黒こしょうのアクセントを添えて」(700円)。

「ブラン・マンジェと、イチゴとココナッツ、ジャスミンのパルフェ仕立て」(750円)。

店主夫妻の目が行き届く10席のみの店内。清潔感と温かみがあり、ゆったりとくつろげる。

■ ハンガリーの国民的焼き菓子「クルトシュ」が人気

「Herkli Marie」は、トランシルバニア地方に住むハンガリー人が作り出したという伝統菓子、クルトシュの専門店。ハンガリー人のシェスタックさんが、祖母から教わったレシピで焼きたてを提供。定番のシナモンやピスタチオ&ピーカンなど7種がそろう。

「ピスタチオ&ピーカンのクルトシュドリンクセット」(写真中・900円)。新作スイーツの「神戸ボールセット」(手前・510円〜)は、いちご、抹茶などの6種から3種の味を選べる。

専用の棒にぐるぐる巻き付けてシュガーをまぶしたら、焼き色が付くまでじっくり焼き上げる。

クルトシュを焼き上げる様子を間近で楽しめる1階。甘い香りが漂う。店はセンターサウス通りにオープン。大きな窓越しに作業をしている姿が見られる。

■ ナッツたっぷり! 本場仕込みの「ショコラ」

「Chocolatier Yasuhiro Seno KOBE」店主の瀬野さんはパリのショコラトリーで修業後、東京のレストランでシェフパティシエとして活躍。焙煎ナッツを駆使したプラリネを看板に、店主の故郷、四国の果物などを使ったショコラがそろう。

ライム香る「プレリ」(写真手前・1粒378円)。ほか、プレリより時計回りに、力強いカカオの香りの「ベネズエラ」、高知産生姜のコンフィ入りの「KOCHI」、看板商品の「KOBEプラリネ」、食感が楽しい「ロシェ」は量り売り。

プレゼントにも最適な12種のチョコの詰め合わせ(3230円)。

イベント時には限定ショコラ、夏場はジェラートも。三宮駅から東へ。緑色のひさしが目印。

■ 繊細な口溶けと余韻が香る「チーズケーキ」

「ラ・センサスィオン」は、「旧居留地 美侑」のオーナーパティシエを務めていた千賀シェフが休養を経て復活。テイクアウトを中心に、イートインでもこだわりのスイーツを堪能することができる。熟練の技が光るケーキはどれも絶品で感動モノ!

「ディジマ」(540円)。ベイクドチーズタイプとマスカルポーネのレアチーズムースの2層仕立て。ふんわりとろける舌触りと、チーズのコクが印象的。「紅茶」(550円〜)。ドリンクセットは50円引き。

「シシリー」(540円)。定番人気商品。ピスタチオの贅沢な風味とチョコレートのコクが重なり合う。

ブラウンを基調にした落ち着いた店内。カウンター席も人気。キッシュやパイも楽しめる。

■ ハワイ生まれのもっちりスイーツ「マラサダ」

トアウエストでにぎわっているのが、マラサダとコーヒーの店「Ravo Bake coffee」。マラサダとは、ドーナツのように生地を揚げたハワイを代表するお菓子。伝統的な製法で作る生地は、もっちりした弾力で程よい甘さ。コーヒーとも好相性。

マラサダは「シュガー」(130円)、「シナモンシュガー」(140円)、「ココナッツ」(140円)に加え、中にクリームが入ったタイプも登場予定。「ラテ」は(400円)。

レバーを下げて抽出する、珍しい型のコーヒーマシンはイタリア製。豆は、栄町にある「リマ コーヒー」のオリジナルブレンドを使用。

手みやげとしても人気が出てきているマラサダ。注文を受けてから揚げるのでいつでもできたて。【関西ウォーカー編集部】