台北駅の公衆トイレは「40点」=日本の清掃のプロが評価/台湾

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(台北 7日 中央社)羽田空港を通算4回「世界一清潔な空港」の栄光に導いた敏腕清掃員、新津春子さんが7日、台湾鉄路管理局(台鉄)の招きで台北駅を視察し、公衆トイレに「40点」と辛口の評価を付けた。清掃業者は新津さんからのアドバイスを受け、引き続き改善を進めるとしている。

新津さんは20年以上にわたり羽田空港で清掃員を務める清掃のプロ。1997年に出場した全国ビルクリーニング技能競技会で最年少優勝した実績を持つ。羽田空港を世界一清潔な空港に押し上げた立役者として、2015年にはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演した。

この日台北駅を一周した新津さんは、構内の床は清潔だと称賛。一方、トイレについては表面的にきれいになっているだけで、臭いはまだあるため、改善が必要だと指摘した。

新津さんは6日には台北松山空港でトイレの清掃を実演。ぞうきんの使用方法など清掃のテクニックを台湾の清掃業者に伝授した。

(汪淑芬、陳葦庭/編集:名切千絵)