JR東日本横浜支社が2017年3月、南武線の川崎〜立川間で1編成だけ運用されている209系電車を、E233系電車に置き換えます。これにより、川崎〜立川間を走る旅客列車がE233系に統一されます。

2014年からE233系に置き換え開始

 JR東日本横浜支社は2017年1月26日(木)、南武線の川崎〜立川間を走っている209系の1編成を、E233系電車に置き換えると発表しました。これにより、南武線の川崎〜立川間を走る旅客列車がE233系に統一されます。

南武線を走るE233系電車(写真出典:JR東日本)。

 南武線では2014年8月にE233系が登場。2014年度は16編成、2015年度は19編成が導入され、それまで使用されていた205系や209系と置き換えられました。

 最後まで残っていた209系(編成53番)は1994(平成6)年に製造。京浜東北線で使用されたのち、2009(平成21)年から南武線を走行していました。

新たに南武線へ導入されるE233系の経歴は

 新たに南武線へ導入されるE233系は、2008(平成20)年3月に製造された車両です。これまで青梅線や五日市線を走行。転属改造工事を施され、今年の3月15日(水)から南武線を走ります。

 E233系はフルカラー行き先表示器や車内ディスプレイ、自動放送装置、荒天時などに4扉のうち3扉を閉める「3/4閉機能」などを搭載。編成の乗車定員は209系より8人多い924人です。

 JR東日本横浜支社は「今後も南武線の魅力向上へ努めてまいります」としています。

【写真】フルカラー行き先表示器や車内ディスプレイを備えたE233系電車

E233系電車はフルカラー行き先表示器や車内ディスプレイを搭載(写真出典:JR東日本)。