写真:アフロスポーツ/アフロ

 男が女を見るとき、女の体のどこに目がいくか? 相手の年齢や場所、季節、服装などいろいろな条件によって変わるだろうが、各種のアンケート調査を見ると、まずは顔を見て、それからバストに目がいくというのが一般的らしい。

 米国のネブラスカ大学リンカーン校が、女性の写真を使って男の目がどこへいくかを実験したところ、顔よりもバストとウエストに視線が集中したそうだ。

 では、男はどのような大きさのバストを理想とするのか? 株式会社リサーチパネルが2012年におこなったアンケート調査の結果によれば、

 Aカップ未満(0.8%)
 Aカップ(2.7%)
 Bカップ(11.1%)
 Cカップ(33.3%)
 Dカップ(21.3%)
 Eカップ(6.8%)
 Fカップ(2.7%)
 Gカップ(1.0%)
 Hカップ以上(1.0%)
 特に理想はない(19.3%)

 だった。回答者13万4915人のうち66%以上がCカップ以上の豊かなバストを理想とした。

 ちなみにカップサイズは、トップバストとアンダーバストの差によって分けられ、小さなほうから順にAカップは差が約10cm、Bカップは約12.5cm、Cカップは約15cm、Dカップは約17.5cmと、2.5cm刻みで大きくなっていく。

 つまり、トップとアンダーの差が大きければ大きいほど、また、アルファベットが進むほど豊かなバストということになる。

●豊満化するバスト

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンが発表した「下着白書vol.15(2014年度)」のカップサイズ別売り上げを見ると、日本女性のバストサイズが豊満化を続けていることがよくわかる。

 1980年度は、Aカップが全体の58.6%を占めていたが、1992年度にはBカップがAカップを上回った。その後Bカップは15年以上にわたりトップの座に君臨してきたが、2008年度にはCカップにその座を奪われ、以来2014年度までCカップがトップの座を守り続けている。

 しかし、Cカップも、振り返るとDカップがすぐ後ろに迫ってきているのが現状だ。

 2014年度のカップサイズ別売り上げの順位は、

 Cカップ(26.3%)
 Dカップ(24.1%)
 Bカップ(20.5%)
 Eカップ(16.2%)
 Fカップ(6.0%)
 Aカップ(5.3%)

 とAカップはFカップにも抜かれて最下位に落ちた。次世代のトップ候補と目されるDカップとEカップ連合は、2000年度には24.6%だったが、2014年度は40.3%を占めるに至った。

 また、驚くことに66%の男が理想とするCカップ以上は全体の70%を超え、男の理想をかなえるのに十分なものになっている。

 大きいバストを好む向きには喜ばしい傾向だが、大きすぎるのもどうか? ギネス世界記録の天然バストの持ち主はアメリカ在住のアニー・ホーキンス・ターナーさんだが、サイズはトップバストが194.5cmだ。

 これは2013年に測定したもので、ギネス記録の当時よりさらに16cm以上大きくなっていた。大関琴奨菊の胸囲が140cmだからそのすごさが知れるが、なによりも重たそうだ。