小島慶子 電通社員の過労自殺を招いた日本社会に怒り「こんな世の中おかしい」

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9日、タレントの小島慶子が自身の公式ブログで、電通社員の過労自殺に怒りをあらわにした。

ことの発端は、電通の女性新入社員が昨年12月に起こした自殺にある。この新入社員の業務量は10月からの1カ月間で約105時間に及んだという。三田労働基準監督署は、この社員が心理的負荷による精神障害で過労自殺に至ったと結論づけている。

このニュースを受け、小島は「過労死のニュースについて 昨夜から考えていること」と題したブログ記事を更新した。小島は亡くなった女性のことをずっと考えていたといい、「いつまでこんなことが続くんだろう」と、やり切れない思いを吐露した。

そして、「24時間闘えますか?」「ジャパニーズ・ビジネスマーン!」という、企業戦士を称賛するCMが放送されていた時代から「何にも変わらないばかりかもっとひどくなってる」と訴える。

小島は男性の勤労時間が増えても、その年収が減っていくだけでなく、子育てにも参加しにくい「そんな世の中」に怒りをにじませつつ、「亡くなった彼女はいま日本で働く人が味わっている理不尽さを全部負わされていた」というのだ。

今回の事件は、性別ではなく、価値観の問題であり、「人を人とも思わず非人間的な働き方や差別的なコミュニケーションを当たり前だと思っている人たち」と「それを押し付けられてボロボロになってそれでも声をあげる場所もなく自分を責めてしまう人たち」との間に存在する、「すごく、すごく理不尽な関係」に起因するという。

小島は「こんな世の中おかしいよ」「うんざりだよ」と漏らしつつ、「滅私奉公の企業戦士こそ、あるべき姿!」とする日本社会の在り方を「誰のための『あるべき、らしさ』なの?」「それで私たち、幸せになってる?」「そんな世の中、絶対に間違ってる」と否定した。

そして、「私たちは人間です」「ひとりひとり一度きりの人生を生きて ささやかな、かけがえのない喜びや悲しみを全身全霊で生きている ひとりの人間です」と綴り、それをないがしろにする働き方や教育など一切を「まっぴらだ」と切り捨てた。

【関連リンク】
過労死のニュースについて 昨夜から考えていること|小島慶子オフィシャルブログ

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