電車の優先席問題! 妊婦さんが「一番席を譲ってほしい時期」とは? 

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最近では、電車などでのトラブルを防ぐためにマタニティマークはあえてつけない、という妊婦さんもいるそう。でも実際問題、妊婦さんは体の変化が目まぐるしく、通勤電車に乗るのも一苦労なはず。実際の妊婦さんに、妊娠初期、中期、妊後期で一番席を譲ってほしかった時期を聞いてみました。

Q. 妊娠中は通勤電車に乗るのも一苦労ですが、席を一番譲ってほしかった時期を教えてください。

1位:「妊娠後期」38.65%
2位:「妊娠初期」35.75%
同率2位:「妊娠中期」35.75%
4位:「そのほか」18.95%

妊娠後期が約39%とやや多いですが、3つの時期の数字はほぼ一緒という結果になりました。詳しく理由をみていきましょう。

■1位:「妊娠後期」

・「足が象みたいにむくみ立つのもやっとだったから」(35歳/医療・福祉/専門職

・「後期になるにつれ、貧血がひどくなった。電車で立っているのが、苦しかったので、ひと駅ずつ降りた時もあった」(39歳ソ/フトウェア/事務系専門職)

・「妊娠後期はずっと立ってると腰が痛かったので」(29歳/医療・福祉/その他)

・「おなかが飛びて出るので座席や人とぶつかりやすく、何よりも身体が重い」(29歳/学校・教育関連/その他)

もっとも多かったのが妊娠後期。おなかもだいぶ大きくなり、貧血によるめまいや腰痛、むくみなど後期ならではの諸症状に悩まされる時期でもあります。立っているだけでもつらいのに、満員電車に乗らなきゃならない状況であるなら、助けてあげたいと思いますよね。

■2位:「妊娠初期」

・「倦怠感がすごくて、立っているのがつらく、できれば横になりいくらいでした」(38歳/その他/販売職・サービス系)

・「貧血なのか、血圧が不安定なのか、めまいがすることがあったので」(39歳/その他/その他)

・「気分が悪かったがまわりにはわかってもらえなく譲ってもらえない」(26歳/その他/その他)

・「つわりで寝ていても船酔い状態で気持ち悪いのに、電車の揺れや、空気のこもった感じやいろいろなにおいもつらかった」(36歳/その他/その他)

妊娠初期はやはりつわりに苦しむ人が多いですよね。でもおなかのふくらみが目立たないので妊娠しているかどうかがわかりにくく、席を譲る方も判断しにくいところ。こんなときにマタニティマークをつけていれば、まわりの人も譲りやすいですよね。

■同率2位:「妊娠中期」

・「つわりがつらかったから」(36歳/その他/その他)

・「中期はまだおなかが目立たなかったので」(37歳/医療・福祉/専門職)

安定期と言われる時期にあたる中期ですが、初期・後期と比べても席を譲ってほしいと思う人はほぼ同じ結果となりました。人によってはつわりが続いていることもあり、安定期だからといって無理をしていいということは決してありません。

■まとめ

あまり譲ってほしい時期に差が出なかった今回のアンケート。いかがでしたか? 妊娠中はお腹が目立たない初期だろうとおなかが大きい後期だろうと、妊婦さんたちは席を譲ってもらったらうれしいようですね。妊婦さんをみかけたらなるべく席を譲ってあげられる、そんな心使いができるといいですね。

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年6月7日〜6月8日
調査人数:409人(22歳〜34歳の女性)
※画像はイメージです

(フォルサ/錦織寿恵)