「℃-uteコンサートツアー2016春 〜℃ONCERTO〜」日本武道館公演が行われ、約1万人のファンを集めた。

数あるアイドルグループの中でも、ダンス、歌唱力ともにナンバーワンと言われるパフォーマンススキルを持つ℃-ute。

この日5人が魅せたパフォーマンスは、過去最高を更新するかのような素晴らしいものだった。

『男と女とForever』で始まったコンサートはブロードウェイ・ミュージカルを見ているような派手やかさ、艶っぽさ。ゴージャス・セクシーの中に可愛さも合わさり、最高レベルの生歌と合わせ圧倒的な世界観をオープニングから見せる。

矢島舞美と岡井千聖による『心の叫びを歌にしてみた』、中島早貴、鈴木愛理、萩原舞の『最高ミュージック』という構成から、鉄板で盛り上がる『大きな愛でもてなして』へ突入。MCを挟んでから『Summer Wind』『夜風のMessage』『ルルルルル』としっとりと歌い上げ大人な一面も。

そして圧巻は、『悲しきヘブン』から『まっさらブルージーンズ』そして『Danceでバコーン!』で振りきれるほどに会場のテンションはマックスに。最高のパフォーマンスに最高の楽曲で、日本武道館公演の本編を『超WONDERFUL!』で終了した。

アンコールは『何故 人は争うんだろう?』、『アイアンハート』そして最後『JUMP』で日本武道館公演は幕を閉じた。

この日の武道館公演では、アイドルのコンサートとしては異例なほど℃-uteと同世代の女性ファンが多く参加していた。これもまた、男女問わずに魅力的な実力派の℃-uteならではだろう。

℃-uteが武道館公演を数多くこなす中で、この規模の大きさの大箱でも完全に盛り上げる術を自分たちのものにした、という印象だ。いまの℃-uteが行う日本武道館公演は、初見でも何度目でも、間違いなく楽しめる。可愛い、セクシー、かっこいい…すべての感動を完成されたパフォーマンスで聞かせる。岡井、鈴木の安定感ある歌声も魅力的だし、ダンスも年々鋭さを増している。いまの℃-uteはまさにチケットを買って見るべきアイドルグループとなっている。

この日発表された、9月5日に日本武道館、また「℃-uteの日」である9月10日にはグランドプリンスホテル新高輪でコンサートを行うと発表された。

まだまだ℃-uteが進化を続けていくようだ。