ファンキー加藤「ブラザー」より

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 お笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣(40)の元妻との“W不倫”で世間を騒がせているファンキー加藤(37)。2013年6月の東京ドーム公演後にファンキー・モンキー・ベイビーズを解散して以来、ソロ活動を始めたもののファンの反応が悪かった。また、ファンキー加藤はW不倫が発覚した現在は謝罪に徹しているが、その炎上っぷりは元メンバーのモン吉(37)や映画『サブイボマスク』で共演した平愛梨(31)にも飛び火しそうな勢いだ。

■ソロ活動は大失敗? 人気低迷していたファンキー加藤

 2013年4月に元マネージャーと結婚し、その2ヶ月後にファンモンを解散した加藤。当時の動きは早く、解散して約4週間後にはソロ活動のスタートを宣言した。しかし一部では早すぎるソロ活動のスタートに「早すぎない? この前の解散の感動は何だったの?」という声があがって物議をかもした。

 2014年2月14日のバレンタインデーには、ファンモン解散から加藤のソロデビューまでを記録したドキュメンタリー映画『ファンキー加藤 / My VOICE〜ファンモンから新たな未来へ〜』を公開。宣伝ポスターで「誰よりも熱く、誰よりも弱い男」と銘打った本作は、「迷ったときに初心に戻れる作品」などと好評だった。だが同年9月にリリースしたソロアルバム『ONE』に、ライブ映像DVDとともに同映画が初回特典DVDとして同梱され、「CDのほうがオマケ」などと皮肉を受けた。

 そして次第に、一部のファンから“イタい男”、“過去の男”と言われ始めるようになる加藤。SNSではファンから直接「なぜファンモン時代と同じ曲を作るのか」と指摘を受けるようにもなった。加藤はこれに対して「今もファンモンの曲が大好きだし、そこで歌ってたファンキー加藤こそ理想のスタイルだったから」と反論している。

 柴田の元妻と出会ったといわれる2015年上旬に加藤は、全国ツアー「ONE FOR HALL TOUR 2015」を開始。公式サイトでは「現時点での俺のすべてをマイクにはきだそうと思っています」と意気込みを掲載していた。加えて全国ツアーの最中の2015年5月には、柴田夫妻が離婚している。

「全国ツアーの会場は2千人前後のホールが中心で、もう東京ドームを満員にするパワーはなかったです。それでも加藤は、2月に妻との間に第一子の男児が生まれるなど順風満帆のように見えました。しかしながら裏で音楽の方向性に迷い、下がり続ける世間の評価に人知れずストレスを抱えていたのかもしれません。挙句、現実逃避が始まってしまったのかもしれませんが、やり方が良くなかったですね」(報道関係者)

 そして2016年6月現在。ファンモン解散からちょうど3年経った今、W不倫が発覚した。不倫相手である柴田の元妻は、妊娠した子供を今月にも出産予定であるという。そんな中、加藤は報道陣に追いかけられ、謝罪の真っ最中。6月11日からは自身が初主演・主題歌をつとめる映画『サブイボマスク』が全国で公開される。

「『サブイボマスク』には、サッカー日本代表の長友佑都選手(29)と熱愛中の平愛梨も出演しています。舞台挨拶へ一緒に登壇すれば、対照的すぎる“時の人”が二人そろう、ミラクルな絵図が出来上がるでしょう」(前出・関係者)

 また、一方でファンモンの元メンバーのモン吉が3月に『桜ユラユラ』でソロデビューし、2年半ぶりに活動を再開したばかり。

「同じゲス不倫をしでかした川谷絵音(27)が所属するゲスの極み乙女。のメンバーが誹謗中傷を受けているように、モン吉もイメージ悪化は必至。ソロ活動を再開したばかりなのに手痛いスキャンダルですね」(前同)

 加藤はかつて2014年のインタビューで「人からは笑われるかもしれないけど東京ドームにまた立ちたい」と語っていた。その夢はもう、周囲に不幸を飛び火させながら途絶えてしまうのか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。