iPhone女子がAndroidに挑戦!2万円台で買えるSIMフリーの格安スマホ「Acer Liquid Z530」を使ってみた【レビュー】

SIMフリースマホ「Acer Liquid Z530」を紹介!写真はガラスフィルムを貼ったところ

日本エイサーが2015年10月に発売したAndroidスマートフォン(スマホ)「Liquid Z530」(Acer製)。3万円以下(Amazon.co.jpでは税込22,097円)のSIMフリースマホの中でも操作性の良さや画面の綺麗さから「コスパ最高!」として注目されています。

以前に当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」の編集長がNTTドコモのネットワークが充実しているとして購入したことを紹介していましたが、今回は普段、iPhoneを使っている筆者がそのLiquid Z530で”Androidデビュー”を果たしたので、iPhoneユーザーからの視点でレビューをしたいと思います。

iPhoneと同じようなサイズだけど画面が大きい!

パッケージもポップでかわいい

これまで使ってきたiPhoneには悪いのですが、低価格なLiquid Z530であってももっと早く出会いたかったと思わせるスマホでした。

そう思わせるのはまず、本体は現在使っているiPhone 6より大きく感じますが、そうあまり変わらず、なによりも画面サイズがやや大きめです。


iPhone 6の4.7インチに比べLiquid Z530は、5インチ

また、厚さはLiquid Z530方がやや厚く、iPhoneに慣れていると持った印象も少し大きく感じます。そのため、手からすべり落ちてしまうかと心配はあります。

本体の色は白と黒の2色展開で、どちらもヘアライン加工が入っていておしゃれ、かつ、編集長は安っぽく感じたそうですが、筆者には安っぽい印象はありません。


専用ケース用意しなくてもいいかも

個人的には特に今の時期、メタルボディーを採用しているiPhone 6をカバーやケースをせずに持った時の背面の冷たさに困っていたため、このプラスチックはいい感じです。

◯偏見を払拭する操作性
タッチの感度は、iPhoneと遜色ありません。レスポンスも文字入力などについては、サクサクでストレスに感じることはありませんが、リズムゲームをやっていると、たまに画面がカクカクしてミスしてしまうことがあります。


お気に入りのリズムゲーム「Piano Tiles 2」

今までiPhone以外は、何となく動作が緩慢で”モッサリ”しているイメージがありましたが、見事に偏見だったことが分かりました。

◯カメラはフロントはLiquid Z530に軍配!
カメラはまず、セルフィー(自分撮り)用のフロントカメラの性能が良くて驚きました。iPhone 6の約120万画素に比べて、約800万画素と段違い。最新のiPhone 6sの約500万画素よりも高画素で、なんとリアカメラと同じ画素数ということにも驚きです。

違いが分かるように、蛍光灯で撮ってみたので比較してみると、Liquid Z530は色調補正が行われているようです。全体的に赤みが消え、肌や毛先が補正されて滑らです。こころなしかLiquid Z530の方がかわいく見える……筆者は置いておいて、元々美人な子なら加工アプリが不要なほどです。

また、iPhone 6より広角なのも特長的で、部屋が汚い系の子が自室で自撮りするには不向きですが、複数人で撮影するグループセルフィーのときには活躍しそうです。


広角にも注目!iPhone 6(左)とLiquid Z530(右)のフロントカメラ

ちなみに音声操作にも対応していて、「セルフィー!」と声をかけると自動でフロントカメラに切り替わり、3秒のカウントダウンでシャッターが切れます。そのため、ひどい体勢でシャッターを切るのに指がつりそうになることもありません。

さらにリアカメラもシーンによってはLiquid Z530に軍配が上がるといった感じで、特に液晶画面を撮った時のモワレが少ないのが印象的でした。


iPhone 6(左)とLiquid Z530(右)のリアカメラでの撮影例(一部トリミング)



iPhone 6(左)とLiquid Z530(右)のリアカメラでの撮影例(拡大したもの)


iPhoneユーザーがなかなか慣れないところ
このようにiPhoneユーザーが乗り換えてもメリットが多数あると感じたLiquid Z530ですが、なかなか慣れない点もありました。例えば、iPhone 4までと同様にイヤホンジャックが上についているのが使いにくく感じました。

これは普段、イヤホンを付けた状態でカバンにしまっているスマホを取り出すと、持った時に画面が逆になります。これは慣れるだろけど、少し残念なところです。

また、iPhoneのようなマナーモードのON/OFFスイッチがないため、これははじめは戸惑いました。画面が起動されていない場合、スリープボタンを押して画面を付けてから右のボリュームボタンでマナーモードメニューを表示し、「なし」でサイレントモード、「重要」で重要なもの以外は鳴らさない、「すべて」の音量を最小にするとバイブモードにできました。


マナーモードは少し面倒

少し面倒に思えましたが、逆に◯時間後に解除してくれる機能もついているという親切設計は便利だと思います。

◯Acer独自機能「AcerEXTEND」ってなに?
その他、ホーム画面を陣取るアプリ「AcerEXTEND」が気になりました。これはパソコン(PC)と連携して、ファイルを転送したり、通知を確認できたり、PCでLiquid Z530が操作できたりするようになってます。

ただし、残念ながらWindows PCのみでしか利用できません。Liquid Z530の特徴の1つなのですが、一般的な女子では、あまり活躍の場はない気がします。

◯せっかくなので、ガラスフィルムも装着!
手に馴染んできたので、普段使いするためにもガラスフィルムを貼ってみました。今回は、Vikooの0.26mm強化ガラスフィルムを購入。アルコールパッドもついていたので、フィルム貼りが苦手な私でも簡単に取り付けることができました。厚みがあって美しい!そして、上手く貼れました……かつて気泡が入らなかったことなどなかったのに!

とりあえず、これで液晶面も丈夫になりました。指のなめらかに操作できるので良いアクセサリーをゲットしたと大満足です。


説明書の翻訳感ににやり

私は今までiPhoneしか使ったことがなかったので、いまさら大声で言うのも恥ずかしいのですが、Androidにおけるウィジェットのカスタマイズ性や親切なユーザーインターフェース(UI)に驚きました。これは遊びがいがありそうです。

初めてのAndroidとなったLiquid Z530ですが、デザイン・操作性ともに今までなんとなく持っていたAndroidのモッサリしていてダサいというイメージを覆し、iPhone一択だった選択肢を大きく変える結果となりました。

これで、ユーザー辞書やメモ帳などのiCloudで済ませてきたデータの移行がスムーズに行えれば、すぐにでもメイン機にしたいと思います。というより、iCloudに慣れる前に出会いたかった!

個人的には、憧れのパターン解除が楽しくて、用もないのにロックしては解除を繰り返しています。


複雑なパターンはFBIをも困らせるほどらしい

しばらく使ってみて、面白いアプリや便利なカスタマイズを発見したらまたレビューしてみます!




記事執筆:後藤あい


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