3日放送、フジテレビ「すぽると!」では、プロ野球選手100人が選ぶ「速球王」ランキングが発表された。同番組が毎年行う恒例企画は、プロ野球選手100人にアンケートを行い、様々な部門のランキングを決めるというもの。第1回となる速球部門ベスト5は以下の通りとなった。

5位:リック・バンデンハーク(ソフトバンク)
4票を獲得したバンデンハークは、ポストシーズンを含めると無傷の11連勝。そのストレートについては広島・丸佳浩が「浮いてくるような真っ直ぐ」と表現し、日本ハム・中島卓也は「真っ直ぐだけで抑えられるピッチャー。投げ方がゆっくりなのに球がピュッとくる感じ」と語っている。

4位:アーロン・ポレダ(巨人)
巨人のポレダが6票で4位に。中日・大島洋平は「真っ直ぐを待っていてもなかなか前に飛ばない」といい、広島・菊池涼介は「これ怖えわっていう感じ。高くて近く見える」と評した。

3位:藤浪晋太郎(阪神)
阪神のエース格に成長した3年目の藤浪が7票で3位。今季の打点王、ヤクルト・畠山和洋をもって「150キロ後半は出てますけど、それ以上に速く感じるような印象。スピードは間違いなく藤浪投手が一番速い」と言わしめた。

2位:デニス・サファテ(ソフトバンク)
パ・リーグ新記録となる41セーブを挙げたソフトバンクの守護神・サファテが12票で2位。ヤクルト・川端慎吾は「メチャメチャ速かった。ちょっとキツイなっていう感じ」といい、トリプルスリーを達成した山田哲人もサファテに票を投じ「真っ直ぐがくると分かってても前に飛ばない」と語っている。

1位:大谷翔平(日本ハム)
最多勝・最優秀防御率・勝率の3部門で1位となり、先のプレミア12でも圧倒的な存在感を見せた“球界のエース”大谷が堂々の1位。なんと54票もの支持を得た。

160キロを超す速球についてはソフトバンク・武田翔太が「えげつない球を投げますね」といい、西武の森友哉も「100%真っ直ぐに張っていても詰まる」とコメント。大谷の球を受けるキャッチャー・近藤健介は「人差し指が腫れたっていう経験はなかったんですけど、翔平の球をずっと受けてて痛くて捕れなくなった」と実情を明かした他、番組解説者・立浪和義氏は、今季で引退した和田一浩氏の「真っ直ぐとフォークボールの見分けがつかない」というコメントを紹介した。