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難病でありながら、ファッション業界でトップモデルとして活躍する女性が注目を集めています。

髪の毛も歯も生えていない

その女性はメラニー・ゲイドスさん、27歳。外胚葉異形成症という遺伝性の病を抱えており、髪の毛も歯も生えていません。しかし、そのユニークな外見を活かして、モデルとして成功、輝かしいキャリアを築いています。アメリカの人気歌手、マイリー・サイラスも彼女のファンだとか。

メラニーさんは自身の病気を気にしたことがないそうです。歯がなくてもインプラントを拒否。「人は歯があったほうがいいって言うけれど、私はそう思わないのです」と言っています。

「私は常に人生よりも大きいものに魅せられていました」と語る彼女は、看板や大きな映画の画面に出る人になりたかったことから、モデルという夢に向かい始めました。

ニューヨークの美術学校で学んでいた彼女は、自画像に焦点を当て、彼女自身のユニークな美を発見したことが、モデルへの情熱につながったそうです。

皮膚疾患やダウン症のモデルも活躍

ユニークなファッションモデルと言えば、最近は、メラニーさんのほかにも様々な個性の女性が活躍しています。

ウィニー・ハーロウさんは、肌の一部の色素がまだらになってしまう自己免疫疾患、尋常性白斑を患いながらも、トップモデルとして世界的に活躍しています。

また、ニューヨーク・ファッションウィークにも出演して話題になった、18歳のオーストラリア人モデルのマデリーン・スチュアートさんや、子供靴のブランドのモデルになった4歳のコーラちゃんはダウン症ですが、多くの人を勇気づけています。

他にも、アメリカンアパレルが下着モデルに起用した62歳のモデルジャッキー・オシャウネシーさんなど、「若くて細い身体の女性」という従来のモデルのイメージにとらわれないモデルが増えています。美を体現するモデルの個性が豊かになれば、それに伴い社会もより多様な価値観を認めるように変化していくのではないでしょうか。

参考記事:Mail Online

(リプトン和子)