国語辞典編纂者の飯間浩明氏が、健康食品のCMに苦言「意味不明の表現に満ちている」

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国語辞典編纂者の飯間浩明氏が、21日にTwitterに投稿した画像が注目を集めている。

飯間氏は「三省堂国語辞典」編集委員を務め、2014年より「使える!伝わる にほんご」(NHK Eテレ)に講師として出演している人物だ。

とある大手企業が発売する健康食品のCMについて、飯間氏は「『これはちょっとひどいのでは』と思うほど、意味不明の表現に満ちています」「食べると体がどうなるのか、まったく言質を与えない」と厳しく指摘した。

さらに、「リテラシーの授業の格好の材料」として、CMのコピーに赤字を入れた画像を公開したというわけだ。


飯間氏は、文頭の「50代からのポッコリ気になっていませんか?」にある「ポッコリ」という表現に着目し、「『ポッコリ』といえば、ふつうは肥満のことですが、はっきり言わない」「出発点からあいまいです」とダメ出ししている。

健康食品がうたっている、余分なものを「溜めない!」「増やさない!」「入れない!」「働かせない!」という4つの効果にも、飯間氏は「『余分なモノ』とは何か、まったく考えつかない」と疑問を投げかけた。「働かせない!」の言葉に至っては「最も意味不明」とも酷き下ろしている。

その後、飯間氏のもとにはユーザーから「具体的に書くと薬事法に触れる」というリプライが寄せられたようだ。しかし、飯間氏は、法に触れないようにCMを作ることで文言が意味を成さなくなると説明し、「そんなCMって何?というつもりのツイートです」と語っている。

そして、「(CMを)見る側は『効くのだ』と思い込まず、リテラシー(情報評価力)を高めなければ」と訴えた。



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