[ニッポンクライシス]第3部「気候変動」<3>滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山(1377メートル)。2023年に南側斜面の登山道が崩落し、翌年7月には、麓の滋賀県米原市伊吹地区の集落に土石流が流れ込む被害が1か月に3回発生した。これらの被害はニホンジカによる食害の影響が大きい。発生当時、地区の自治会長だった石河康久さん(64)は「ここに住んで約30年になるが、10年ほど前から野生のシカを見ない日