元テレビ局員の下矢一良氏が自身のYouTubeチャンネルで「こんな記者会見見たことない。バスローブ姿の県職員が起こした前代未聞の騒動」を公開した。動画では、秋田県で開催された2兆円規模のデータセンター誘致に関する記者説明会で起きた、県職員による「バスローブ姿での参加」という前代未聞の珍事を取り上げ、その異常性と県庁の危機管理体制について鋭く切り込んでいる。

事の発端は、秋田県に巨大なデータセンターが建設されるという報道を受け、急遽開かれた記者向けの説明会だった。有給休暇中だった企業誘致推進監の職員がオンラインで参加し、会場からの促しでカメラをオンにすると、「白いバスローブ姿で悠然と座り、タバコをふかしている」姿が映し出されたという。さらに、背景が地元のラブホテルと酷似しており、女性の姿もちらついていたことでネット上の騒ぎに発展した。

下矢氏は、この事態を招いた最大の要因として県庁側の準備不足を指摘する。通常の記者会見であれば必須となる事前の打ち合わせやリハーサルが全く行われておらず、「現場の対応はお粗末だった」と厳しく批判した。さらに、約1時間にもわたって異常な映像が配信され続けたにもかかわらず、途中でカメラをオフにさせるなどの防衛策をとらなかったことに対して「なぜ誰も止めなかったんだ」と強い疑問を呈している。

このデータセンター誘致は、UAEのオイルマネーと日米のベンチャー企業が絡む建築費2兆円規模のビッグプロジェクトである。本来であれば、秋田県がビジネス界から注目を集める「晴れ舞台」になるはずだった。しかし、一連の騒動によって「お笑い劇場になってしまった」と下矢氏は嘆き、水面下で誘致に尽力した関係者たちの心痛をおもんぱかりながら動画を締めくくった。

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