映画独自解説家の守鍬刈雄が、YouTubeチャンネル「守鍬 刈雄のお暇なら映画でも」にて「オデュッセイアの基礎知識1 #オデュッセイア #クリストファーノーラン #すぐわ #映画 #守鍬刈雄」と題した動画を公開した。まもなく公開されるクリストファー・ノーラン監督の新作映画『オデュッセイア』に備え、その元ネタである物語の核心について「実はギリシャ神話なんです」と簡潔に解説している。

動画ではまず、オデュッセイアが単なる小説や歴史ではなく、英雄伝説を題材にした「古代ギリシャの叙事詩」であることが説明される。ゼウスやアテナ、ポセイドンといった神々が人間の運命に直接介入し、主人公オデュッセウスが一つ目の巨人キュクロプスや魔女キルケ、海の怪物セイレーンやニンフのカリュプソなど、神話の世界の住人たちと遭遇する壮大な物語だ。

続いて守鍬は、この物語を語る上で絶対に覚えておきたい重要人物として、紀元前8世紀ごろの吟遊詩人・ホメロスを挙げる。ホメロスが古代から語り継がれてきたトロイア戦争と、オデュッセウスの冒険を整理し、一つの叙事詩として完成させたと解説。オデュッセイアとは、「まだ文字もほとんどない2800年前に、歌によって語り継がれてきた物語」なのだと定義した。

さらに動画の終盤では、物語の時系列に関する重要な事実が明かされる。オデュッセイアは、いきなり主人公の冒険から始まるわけではなく、その前にギリシャ神話最大の事件である「トロイア戦争」が起きている。オデュッセウスはこの戦争に10年間参加し、ようやく故郷へ帰ろうとするものの、そこからさらに10年も家に帰れなくなるという過酷な運命を辿る。

そもそもなぜそのような大規模な戦争が起きたのかという疑問に対し、守鍬は「なんともくだらない、天上の女神たちによる美人コンテストでした」と驚きの原因を明かし、次回の解説へ期待を持たせた。一見すると難解に思える『オデュッセイア』だが、神々と人間のドラマチックな愛憎劇という背景を知ることで、まもなく公開される映画をより一層楽しむことができるだろう。

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