本書『電脳の歌』は、トルルルとクラパウツィウスのふたり組が活躍するメタフィジカルでユーモラスなSF連作集。従来『宇宙創世記ロボットの旅』として邦訳のあった九篇に、新しく五篇を加えた増補版である。ちなみに『宇宙創世記ロボットの旅』の部分は、ポーランド原書では1965年刊行のCyberiadaにまとめられている。65年版Cyberiadaよりも前に、別の短篇集に収められた《トルルルとクラパウツィウス》ものが三篇あり、また