少子高齢化、いや、いまや高齢多死社会という表現がしっくりするかもしれない。どうせ死ぬなら、元気な高齢者であり続け、ぽっくり逝きたいが、心の準備もなく「まさか」というタイミングで死を迎えるケースも多い。 これまでに5000体以上を検死・解剖してきたのは法医学者の高木徹也氏。その豊富な知見のなかから、今回は「登山で死にかける」場面について、そのリスク要因を具体的に解説する。 ※ この記事は法医学者・